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(回答先: 金の力と国際競争力(小野盛司)(神州の泉)-橋下大阪府知事の人件費削減案は正しいか? 投稿者 JAXVN 日時 2008 年 6 月 26 日 20:27:16)
皆様ご承知のように、金には商品としての面と通貨としての面があります。生産力が向上して物が安くなっている現代では、商品としての金もおそらく1g2000円から2500円程度が妥当と思われます。食糧、家電製品等の価格と比べてみれば納得できるでしょう。他方、国家、銀行により、膨大な信用創造が行われ、史上空前の負債が積み上がった今日では、通貨としての金はたぶん1g4000円、1オンス2000ドルでもおかしくないでしょう。単なる紙の1万円札、コンピュータ上の数字と比べてみれば、容易に納得できます。まして年間軍事費を1兆ドル以上使っている、軍国主義国家のアメリカなど、何をかいわんやです。 ところで物やサービスを現場で作り出している人たちは、その安い物に対応した手間賃を受け取り、年収300万円、400万円といった世界を一方で形成しています。他方お金の信用創造に直接間接に関わっている人たちは、価値の低い紙幣やコンピュータマネーに対応する給料をごっそり受け取り、年収800万円、1500万円で、物を不当な安値で手に入れています。(平均年収430万円の民間が前者だとすれば、その2倍ほどもらっている公務員は後者だといっていいかもしれません。何しろ公債を発行して、給料を作り出すことができるのですから) さて今後、お金は物の価値に収縮していくのでしょうか。その時は銀行や財務省等は、その積み上げた負債をどうやって解消するのでしょう。それとも膨大な通貨供給に見合うよう、物が高騰していくのでしょうか。その時はものすごいインフレになるかもしれません。あるいはこの格差が拡大再生産されるよう、いろいろのごまかしがこれからも横行するのかもしれません。
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