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http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_8046.html
小異を残して大同につくことの大切さ
本ブログに継続して記事を掲載するようになってまだ1ヵ月の時間しか経過していないが、多くの方から言葉では言い尽くせない大きなエネルギーをいただいている。温かなお心に心から感謝している。
それぞれの方が、それぞれに思想、哲学を持っている。すべてが一致することはきわめてまれだと思う。異なる意見を持ちながらも、その相違を乗り越えて、手を携えて大きな目標の実現のために力を合わせることができれば素晴らしいと思う。
フジテレビ月9ドラマ「CHANGE」が政治権力によるメディア・コントロールの象徴的事例であることを繰り返し述べてきたが、木村拓哉扮する主人公の朝倉啓太首相の第5回放送での台詞には共感した。共感して感情移入するのでは、私も番組制作者の政治的意図に乗せられてしまうことになるが、ここではメディア・コントロールの問題と切り離して紹介する。
「去年までは小学校の教師をしていました。
喧嘩や陰湿ないじめなどがあった時、僕は子供達にこう言ってました。」
「「考えよう」って!」
「気に入らない事とかがあったら、自分の言いたいことはちゃんと相手に言って、相手の言うことはちゃんと聞いて、それでお互いにとことん考えようって。そうすれば・・・」
「わかりあえる」
「いえ・・・相手と自分は違うんだということに気づくんです」
「同じ人間だと思ってるから、否定されただけでムカついたり、
誰かが独り別行動をとったら、なんだ、あいつって・・・。そっからケンカとか、イ ジメが始まるんです。でも、同じ人間なん ていないじゃないですか」
「だからぼくは子供たちに、自分と相手は違うんだっていうことを理解してほしかったんです」
「しっかり話し合って、それからとことん考えれば、相手と自分は違うということに気がつくことができる。同じ人間なんていない。みんな考え方も事情も違うんだ。」
「その上で、じゃあどういう言葉を使えば自分の気持ちが相手に伝わるのか、どうすれば相手を説得出来るのか、そこを考えよう!って言って来ました」
「神州の泉」の高橋博彦氏が
「人にはさまざまな捉え方、考え方が存在しますが、大きな方向で共感できる人の場合は喧嘩しないように行きたいものです」
と書いて下さった。私は高橋氏のこの言葉に感謝するとともに賛同する。
グリーンピースの問題について、私は
「私は重要な告発は適正な手順を踏んで行われるべきだと考えるが、」と記述した。天下りと官僚利権の問題を明らかにすることは大切だと思うが、適正な手順を踏むことが必要だとの考えに基づいてこのように記述した。
歴史認識、官僚機構に対する評価、外交における優先順位の設定、などの各論点でそれぞれの識者の意見や考え方に違いが存在することは当然だと思う。
しかし、人間性を尊重し、相互扶助、相互信頼を重視し、独立自尊の精神、尊厳を大切に考え、私的利害を排してより良い社会を作る、良い社会を守ることを目指す点で、意思を共有できるなら、可能な限り力を合わせてゆきたいと私も考えている。
米国資本に隷属し、人間性を破壊する「市場原理至上主義」を排して、人間尊重の社会を構築することが大切だと考える。為政者には能力もさることながら、徳と無私の精神が求められるとも思う。
「小異を残して大同につく」ことが大切であり、小泉政権以降の政権に破壊されつつある日本社会を再建するためには、志を共有する人々が力を結集しなければならないと強く感じている。
次期総選挙は日本で「真の改革」=「世直し」を実現できるかどうかを決する「天王山」の戦いになる。既得権益維持を最重視する既成権力は、手段を選ばずに政権交代阻止に死力を尽くし始めている。既成権力内部での論争を偽装し、メディア・コントロールを駆使して国民を誘導しようとしている。
「真の改革」を目指す勢力は、力を結集して、真実を人々に伝え、政権交代実現に向けて戦術を描いてゆかなければならない。「小異を残して大同につき」力を合わせることが大切だと思う。
2008年6月26日 (木)
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