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2008年06月25日
おもしろくなってきたー居酒屋タクシーの新たな展開
政府が異例の厳しい処分を官僚に課した。
なぜか。それはこれ以上この問題を長引かせたくないからだ。
内部調査をすればすれほど汚染がひろがってくる。
関与していた官僚の数がどんどんと増えていく。
汚染されていた省庁の数がどんどんと増えていく。
その数さえも、内部の人間の手による聞き込み調査だからあやしいものだ。
汚染の実態はもっと広くて深いに違いない。
このままでは国民の怒りは政府に向けられていく。
だから厳しい処分を行って、居酒屋タクシー問題ははやく終結しようとしているのだ。
ところが今晩の朝日テレビは、あらたな汚染を報じた。
独自の調査で、タクシー券が銀座のホステスにばら撒かれていたことを暴露したのだ。
これが事実ならひどい。税金が官僚の遊興の果てに、ホステスの足代にまで使われていたのだ。
額賀財務大臣はテレビの追及に、
「聞いていない。調べてみる」と逃げるように答えていた。
調べた結果タクシー券が銀座のホステスにばら撒かれていた事がわかったらどうするつもりか。
その調査結果を財務大臣は正直に国民に公表するのか。
本当であれば官僚の処罰だけで済まされない話だ。
官僚組織自体が腐っているのだ。その責任は財務大臣の辞任につながってもおかしくない。
国交大臣の辞任につながってもおかしくない。
つまり福田政権の責任に発展してもおかしくないのだ。
民主党をはじめとした野党は、ついに福田政権を追い込むことが出来なかった。
国会は閉会され、解散・総選挙は来年までは行われないという、緊張感のなさだ。
しかし、この居酒屋タクシーが新たな展開を見せたとき、財務大臣の辞任が引き金となって内閣総
辞職、解散と発展しないとも限らない。
野党が追い込めなくても、国民が福田首相に解散・総選挙を迫ることになるのかもしれない。
もし、そうならなければ、国民そのものは官僚の不正を許しているということだ。
国民もまた劣化しているということだ。
国民は、もはやこの国の政治の劣化に文句をいう資格はない。
国民もまたこの国の政府や官僚とともに、衰退していくということだ。
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