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http://www.amakiblog.com/archives/2008/06/24/#000959
加藤前駐米大使のプロ野球コミッショナー就任は最大の天下りだ
公務員改革が叫ばれ、天下り禁止の声が聞こえない日はないほどだ。
当然である。ここまで国民生活は厳しくなっている。
皆が必死で生き残りのために頑張っているときに、官僚だけが、その特権を使って、退職後も高級、厚遇のポストを、あたりまえのように手にするなら、国民は浮かばれない。
ところが、この天下り禁止は、本気で廃止される気配はない。
その好例が加藤前駐米大使のプロ野球コミッショナー就任である。
プロ野球コミッショナーの過去の人選を見るがよい。
旧内務官僚、警察官僚、法務官僚、外務官僚といった官僚OBのオンパレードだ。
今回の加藤前駐米大使の就任も、随分前から名前が挙がっていた。
それは彼がプロ野球フアンだからではない。
彼が駐米大使時代に大リーグによく通って、米国野球界に精通したからではない。
官僚の間でたらいまわししされてきたこのポストが、今度は外務省の番となっただけだ。
この最大の天下り人事を、どのメディアも指摘する気配は無い。
あたかも加藤前駐米大使の個人攻撃はやめようと、申し合わせているごとくである。
個人攻撃をするつもりはない。加藤前大使が悪いといっているわけではない。
天下りが悪いと言っているのだ。天下り禁止の流れに逆らっているのではないか、と言っているの だ。
もっと適切な人材は、野球界や民間有識者の中にいるはずだ。
天下り廃止の動きがここまで高まっている追い風を受けて、なぜ野球関係者は、英断できなかったのか。
24日の朝日新聞社説が、この新コミッショナーについて、「『野球大使』への注文」と題して書いていた。
それを読んでがっかりした。
前任の根来コミッショナー(元東京高検検事長、公取委員長)が指導力を発揮しなかったので、今度は、米国スポーツ界の経験を参考に球界の改革に手をつけて欲しいと、細かく注文をつけている。
そんなことはスポーツ新聞に任せておけばよい。
大手新聞の社説が書く事は、こんな天下り人事でいいのか、そのただ一言である。
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