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2008年06月23日
橋本大二郎がめざすもの
雨後の筍のようにどんどんと現れる政界再編の動きも、いずれも大きな広がりを見せそうもない。
それは総選挙が先送りされ、政局が中だるみになったことが大きな理由であろう。
政界再編の動きは、息切れし、混乱し、そして総選挙になる頃には、まったく違った動きになっているかもしれない。
橋本大二郎の新党宣言も、その後の動きがさっぱり見えてこない。
そう思っていたら、23日の読売新聞「政論 異論」で、インタビューに応じていた。
その発言は刺激的だ。
いわく
無所属の一匹オオカミでは何もできない。政界再編の過程で新しい党をつくるのも一つの選択肢だ。
いわく
民主党は『改革』といいながら、自治労を有力な支持基盤としている事に強い疑問と違和感を持っている。自治労は自分が知事になって闘ってきたものの一つ。地方の活力を奪ってきた責任は非常に大きい。
いわく
何かの事情で従来いた党にいられなくなったとか、従来の選挙区からでられなくなった人たちにはくみしたくない。平沼氏とは基本的に思想が違う。ああいう右寄りな人にはついていけない。
どうだ。これだけはっきり政治姿勢を公言して新党宣言をするは珍しいと思う。
自治労を敵にまわし、その一方で右翼的な動きを切り捨てているのだ。
この発言が本当ならば、彼の目指すところはおのずと見えてくる。
それは自民党リベラル派だ。
しかしそれでは新党をつくる意味は無い。自民党リベラル派の連中と一緒になればいいだけの話だ。
私が橋本に注文をつけるとすれば、これに加え平和外交、対米自立外交を掲げ、憲法9条は何があっても変えてはならない、と掲げる事だ。
これこそが自民党リベラル派が踏み出せない一線である。
右でも左でもない一般国民の平和の願いを一身に集める新党を宣言した時、はじめて、いままでにない新党となる。新党乱立の中で唯一意味のある新党になる。
しかし、橋本はおそらくそれは考えていないだろう。
だから橋本新党構想も成功しない。
今の政治に失望している国民の心をとらえることはできない。
他の政界再編の動きの中に埋もれていくことになる。
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