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2008年06月22日
見逃せない言葉、納得する言葉
「・・・わが国でもようやく平成13年に発足した小泉内閣から、改革に取り組んだ。しかし国民の期待があまりに性急だったうえ、5年余という短期だったため、日本はいまだに改革の方向を定着せしめるべく模索している・・・」
これは19日の産経新聞一面の「塩爺のよく聞いてください」という論評の中の一節である。
福田派の塩川正十郎が、小泉、安倍、福田とつづく自民党政権の広告塔であるとしても、この言葉はないだろう。
悪政に黙って耐えてきた、我慢づよい国民のどこが性急なのか。
5年半も首相を楽しんだ小泉政権のどこが短期なのか。
国民をなめきった見逃せない暴言だ。
「・・・スウェーデンにみられる『(生活)標準を保障する国家』。所得税も消費税も社会保障負担率も大きいが、『税を払っていれば生きていける社会』・・・日本はどうか。どういう社会をつくろうとしているのかが無い『無責任国家』。スウェーデン政府は『強い福祉を打ち出すために財政再建をする』という。日本は福祉を切り捨てて財政再建しようとする・・・しかし(そもそも)財政は人々の生活を守るためにあるのではないか・・・」
これは21日の毎日新聞「医療クライシス」Dに出ていた神野直彦東大教授(財政学)の言葉である。
納得する言葉だ。
消費税引き上げ議論の際に、政府や財務官僚から決まって出てくるせりふがある。
日本の税率は、あるいは国民の負担率は、欧米諸国のそれにくらべてまだまだ低い、
というやつである。
だまされてはいけない。税負担とは、おさめる税金の額とその見返りに還元される政府のサービスの総合で考えなくてはならない。
税金の見返りに国が何をしてくれたのか。
スウェーデンのように、税金を払えば、誰でも生きていける社会になっていれば、これほど国民は苦しむことは無いはずだ。
税金が政府の財布がわりにとられているから怒るのだ。浪費、横領されているから増税はびた一文払いたくないと思うのだ。
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