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http://www.amakiblog.com/archives/2008/06/22/#000952
2008年06月22日
今日の農業の衰退は、誰に責任があるのか
22日の東京新聞に、崩壊する日本の米作農家についての特集記事があった。
サブタイトルは、「減反、高齢、切捨て政策」というものだった。
その要旨はこうだ。
コメの消費減による生産調整(減反)に加え、高齢化と後継者難が拍車をかけ、耕作放棄が全国的に深刻な問題となっている。
もはや小規模農業では収益が出ない。いくら品質の良いコメを作っても、勘定にあわない。
政府は農業に競争力をつけるため、一定規模の農業者に補助金対象を絞る政策を打ち出した。事実上の「小規模農家切捨て」政策である・・・
戦後の民主化政策の一環として行われた農地改革は、いままさに大規模農業へ戻ろうとしている。
貧農救済を掲げて行われた小作農育成政策は間違っていたのか。
それともその後の状況の変化に日本の農業政策が正しく対応できなかったのか。
農業の専門家ではない私にはわからない。
しかしわからないのは私だけではない。
80年代の半ばごろ、私は農水省の課長に日本の農業の将来について聞いたことがある。その時の答えが、政治家に聞いてくれ、であった。
私は思う。これは単に農業政策に限らない。
外交も、金融も、医療、年金、福祉政策も、およそこの国の土台にかかわる政策が、選挙目当ての政治家と政治に、面従腹背する保身的官僚によってゆがめられてきた。
それが、冷戦の消滅と国際化の進展、それにともなう日本の相対的地位の低下によって、ここにきて一斉に矛盾を露呈してきたのだ。
政権政党と官僚の合作によるこの国の設計ミスが、もはや誰の目にも明らかになってきたのだ。
かつてならば、それを隠蔽することが出来た。ごまかす事が出来た。
しかし情報手段の発達と情報の国際化が権力者と国民の力関係を逆転させつつある。
隠蔽しようとしても早晩真実は明らかにされる。
一定の方向に世論を誘導しようとしても、必ず反論される事になる。
今、日本は本当の意味で民主革命の時期にさしかかっているのではないか。
そして、あらゆる革命がそうであるように、革命の成否は、民衆が一つにまとまれるかどうかにかかっている。
だからこそ権力者は国民を分断させようとするのだ。情報操作をして国民を混乱させるのだ。
今度の解散・総選挙の結果とその後に続く政治の混迷は、まさしく日本の将来を占うものになるに違いない。
どのような状況下で選挙が行われようとも、もはや自公政権では日本を救えないと国民の大勢が考え、政権交代への流れが加速していくのか。
それとも、国民までもが抜き差しならな分裂をきたし、格差社会がますます進んでいくのか。
その時まで私はブログを書き続ける。
賛成しても、しなてもいい。
ここから自分の意見を持つようになってもらいたい。
私利私欲のためではなく、自己満足や自己主張のためではなく、日本にとって、みなの幸せにとって、一体何が正しいのかを、徹底的に考えてもらいたい。
私も頑張るから、皆も頑張って欲しい。
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