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山口組総本部に拡声器で抗議…カナダ人ジャーナリスト
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_06/t2008061837_all.html
「ヤクザ・リセッション」の著書で知られる日本在住のカナダ出身ジャーナリスト、ベンジャミン・フルフォードさんが18日朝、神戸市の山口組総本部前で抗議活動を行った。山口組側は完全無視を決め込み、抗議は一方的な形で約30分で終了したが、警察当局も「過去に例がない」という“決死の行動”だった。
兵庫県警の捜査関係者によると、フルフォード氏は18日午前9時半ごろ、男女5人とタクシーで総本部前に乗りつけ、拡声マイクで「なぜ、私の命を狙うのか」と声を張り上げた。
県警では不測の事態に備えて計31人の警察官を投入して警備にあたったが、結局、組関係者は姿を見せなかった。フルフォード氏は鬱憤を晴らしたのか、事前に警察から許可を得ていた道路使用の制限時間(1時間)を30分近く残し、10時すぎに再びタクシーで現場を後にしたという。
近所に住む主婦は「通りの角ごとに警察官が配置され、ものものしい雰囲気だった。ただ、マイクの音がうるさくて抗議の内容はほとんど聞き取れなかった。組員の人は、あいさつや周辺を清掃してくれる。これまでこんなことはなかったのに…」と驚いていた。
「山口組取締総合対策本部」の看板を掲げ、暴力団との戦いに取り組む灘署員にとっても決死の行動はサプライズだったようで、前出の捜査関係者は「過去にこんなことはなかった。人騒がせといえば人騒がせ」と話していた。
フルフォードさんは自身のブログなどで、山口組関係者に2度にわたり命を狙われたと主張していた。抗議後、夕刊フジの取材に「言いたいことは言えたので、スッキリした。山口組には昔の任侠道を忘れないでもらいたい」と話した。
ZAKZAK 2008/06/18
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