★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK51 > 242.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.amakiblog.com/archives/2008/06/16/#000939
2008年06月16日
あたらしい金融体制をつくろうとしている米政権
月刊誌リベラルタイムの7月号に、ハドソン研究所首席研究員の日高美樹氏が、「洞爺湖サミットの議題にあきれる米政府」という論評を書いていた。
つまり、米国にとって緊急の課題は、金融危機を立て直す事であり、北朝鮮やイランの核を根絶することである。
ましてや二酸化炭素削減問題は、米国内部でも議論が分かれる面倒な議題だ。
こんな問題を前面に掲げて張り切っている日本は、一体何を考えているのか、と米政府の連中は呆れているのだという。
そうだろうと思う。
しかし、この日高の論評の中で私が驚いたのは、「ブッシュ政権が今あらたな金融体制づくりに努力中である」という事に言及していたことである。
日高はそれ以上の具体的な事はこの論評では何も述べていない。
しかし、私は、このくだりを目にした時、即座に、6月始めに米国に滞在していた時に耳にしたある米国人の言葉を思い出したのだ。
彼は言っていた。
ブッシュ政権は国民に知らせることなくあらたな試みを始めている。それは北米大陸の統合だ。今北米大陸のど真ん中をカナダからメキシコを一直線に縦断する16車線の一大高速道路を建設しようとしている。そして、ドルに替わるあらたな統一通貨をつくり、北米大陸を統合しようとしている、と。
私は、にわかにそれを信じる気にはなれなかった。
その後、どこを探してもそのような公開情報は見当たらない。
そんな中での日高の言及である。
「ブッシュ政権は今あらたな金融体制づくりに努力中である」
それは何を意味しているのか。
周知の通り、世界の基軸通貨であるドルの一極支配体制は、サブプライム問題で表面化したように、大きな問題を露呈した。
ドルからユーロに、あるいはその他の通貨に移行、拡散しつつある。
ドルの支配は基軸通貨を通じて世界経済を支配する事は、圧倒的な軍事力による世界支配と並んで、米国の特権である。
だからドルの崩壊を米国が黙ってみているはずはない。
米国が世界の金融支配をやすやすと手放すはずはない。
「米国を信じ、どこまでもついていく事が国益である」、としか言えない単純な日本政府は、気がついたら、その失政のとんでもないツケつけを、国民に支払わせる事になるのかもしれない。
ブッシュ政権が目指しているあらたな金融体制とは何か。情報を持っている人がいれば教えてもらいたいと思う。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK51掲示板
フォローアップ: