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http://www.amakiblog.com/archives/2008/06/16/#000938
2008年06月16日
ブッシュ大統領が米国下院で弾劾決議された事を報じない日本のメディア
日本人は米国人以上に米大統領選挙に関心を持っているという。米国調査機関が世界24カ国で実施した世論調査の結果であると言う。この事を14日の産経が報じていた。
なにしろ米国国民の80%より高い83%だ。ドイツの56%、豪州の52%を大きく上回る突出ぶりだ。
しかし、関心がある割には日本人は米国の本当の姿を事を知らない。メディアは正しく伝えようとしない。
その典型例が6月11日に米国下院で可決されたブッシュ大統領弾劾決議についての沈黙である。
これはもの凄いニュースである。なにしろ弾劾決議である。251対156という圧倒的多数で可決されたのである。
福田首相に対する政争がらみの問責決議どころの話ではない。弾劾なのだ。
しかも弾劾の理由がもっと凄い。
「イラクとの戦いを擁護する間違った論拠を捏造した」
から始まって
「イラクを米国に対する差し迫った脅威と思わせて国民、議会をミスリードした」
「大量破壊兵器を所有したと信じ込ませた」
「国連憲章に違反して主権国家イラクを攻撃した」
「イラクに米国の永久的な軍事基地を設立した」
「捕虜を拷問した」
「国民の税金を浪費した」
などなど、
およそイラク戦争に関してこれまでに明らかにされた不正、犯罪の数々を、35項目にわたって弾劾の理由にあげているのだ。
その中でも極めつけは弾劾理由の2番目に、9・11は不正に、組織的に犯罪的意図をもって実行されたと、内部犯罪説を匂わせている点である。
中学校の教師が「9・11は内部反抗だったという説もある」と述べただけで新聞沙汰になる日本とは大違いだ。
ところが、このような衝撃的な米国下院のブッシュ大統領弾劾決議が、日本の大手新聞やメディアでは全くといっていいほど報道されていない。
ネットの世界では情報が飛び交っているというのにである。
なぜか。
それは小泉、安倍、福田と続く自民党政権にとって決定的に不利な出来事だからである。
その自民党政権を支持し続けた「平和と弱者の政党」公明党にとって、弁解できない不都合であるからだ。
あのイラク戦争を正しいと言った小泉を持ち上げたメディアは、自らを批判することになるからだ。
いまからでも遅くない。
こころある日本のジャーナリストよ。この米国における大事件を、米国好きの日本国民に教えてやってほしい。
日本人の自立は、そこから始まる。
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