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http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080613/plc0806132021020-n1.htm
町村信孝官房長官は13日午後の記者会見で、北京で行われた日本と北朝鮮の公式実務者協議で、北朝鮮が日本人拉致問題に関する再調査の実施や、日航機「よど号」乗っ取り犯関係者6人の身柄引き渡しへの協力などを約束したことを明らかにした。政府は「一定の前進」とみて、人道物資の搬送目的に限って貨客船「万景峰92」を含む北朝鮮籍船舶の入港を認めるなどの対北朝鮮経済制裁の一部を解除することを決めた。
福田首相は同日夜、日朝協議での北朝鮮の対応について、官邸で記者団に「話し合う姿勢がみえた。交渉プロセスの入り口に立ったと考えていい」と指摘。さらに、拉致問題への取り組みについては「政府の方針は変わっていない。拉致被害者全員の帰国を目指している」と強調した。
今回の日朝協議は11、12両日、北京で外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長らと北朝鮮の宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使らで行われた。この中で、日本側が拉致問題の真相究明と拉致被害者の早期帰国を求めたのに対し、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」との従来の立場を示さず、被害者の帰国に向けた再調査を行う考えを表明した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080613/plc0806132021020-n2.htm
さらに、よど号乗っ取りグループ犯の引き渡し問題では、北朝鮮は、拉致問題に関与したとされる魚本(旧姓安部)公博容疑者と、故田宮高麿容疑者の妻の森順子容疑者、若林盛亮容疑者の妻の佐喜子容疑者ら6人の引き渡しに協力することを約束した。
協議では、北朝鮮側の関心の高い「過去の清算」「文化財返還」「在日朝鮮人の法的地位」などの問題についても意見交換したが、引き続き日朝間で協議していくことになった。
福田首相は13日午後、首相官邸で帰国した斎木氏から報告を受けるとともに、町村長官と高村正彦外相と対応を協議した。「全体的な進展とはいえないが、一定の前進である」(町村長官)と判断し、一部制裁解除の方針を決定した。
制裁解除の対象は、万景峰の入港禁止のほか、北朝鮮からの航空チャーター便の乗り入れ禁止や北朝鮮への渡航自粛要請。政府は、今回の協議で約束したことを北朝鮮が誠実に実行に移すかどうか慎重に見極めた上で、制裁解除の時期や手順などについて判断する。
ただ、北朝鮮の核問題に関する6カ国協議の枠組みで進められている重油などのエネルギー協力については、「現時点でただちに協力に参加する環境が整ったといえる進展ではない」(同)として、見送った。
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