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(回答先: 【社説】首相問責決議 参院が示した重い判断(6月12日 北海道新聞) 投稿者 gataro 日時 2008 年 6 月 13 日 13:50:04)
http://203.139.202.230/?&nwSrl=227663&nwIW=1&nwVt=knd
【問責決議】 「数の力」合戦に陥るな
2008年06月12日08時21分
国会はまるで、意地の張り合いをしているかのようだ。
民主党など野党三党が参院に提出した首相への問責決議案は、野党の賛成多数で参院本会議で可決された。問責決議は初めてだ。
こうなると、与党は対抗措置をとらざるを得ない。きょう衆院で内閣信任決議案を可決する見通しだ。
ねじれ国会は、二院制のチェック機能が発揮でき、考えの違いがあれば知恵を出して着地点を探ることになる。法案修正に至った事例がある。
その半面、与党が衆院で再可決を図ったのは、福田政権下では先の臨時国会を含め三回に上る。前に進まなくなって、「数」の力で押し切ることもまた繰り返される。決議合戦は、そうした負の側面を見せつけるようだ。
問責決議に法的な拘束力はない。政権運営への影響は避けられないとはいえ、首相はこれを受けた総辞職や衆院解散の考えはないようだ。こうしたことから民主党内は、決議案の提出に慎重姿勢だった。
それがここへ来て、一転して提出だ。後期高齢者医療制度や年金問題、防衛省不祥事への首相の対応が不十分なことを理由としている。郵政選挙で構成される衆院に、早期に民意を反映することを求める意向だ。
しかし、なぜこの時期の提出かとなると分かりにくい。攻めあぐねる現状の打破や、党内引き締めを図りたい思惑もあるようだが、問責は党内事情で取り扱うようなことではない。
無視されたら何の力もない「竹みつ」でも、抜いた以上は責任が伴う。それを十分自覚する必要がある。
民主党などは決議に伴い、衆参両院で審議拒否に入るようだ。野党が提出した後期高齢者医療制度廃止法案の衆院審議を放棄することになる。与党は審議入りで揺さぶる構えを見せる。「廃止」がもてあそばれているようだ。そもそも論じるべき制度設計が忘れられている。国民不在とならないよう心すべきだ。
きのう予定されていた党首討論は実現しなかった。四月の討論は、ねじれ下の国会運営をめぐり意見を戦わせた。政策論争というよりは感情的な側面が前に出たが、シナリオなしの論戦は興味深かっただけに残念だ。
こうした機会を民主党は積極的に生かすべきだった。問責の効果は読みにくいが、そのあとでもできたことだ。
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