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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080613-00000011-gen-ent
●利用者の安全と役所のメンツ
7月も大量欠航――。6月中に168便を欠航するスカイマークが来月も約300便を運休する見通しだという。国土交通省は今月中にも立ち入り検査を行う方針を明らかにしたが、動くのが遅すぎるんじゃないか。
欠航についてスカイは「機長2人が退職したため」と説明したが、機長が2人いなくなったら定期便が飛ばない人員計画なんて、そもそも破綻している。
「航空法が定める乗務時間は月に100時間が上限ですが、実際の勤務時間には200時間を超えるケースもある。交代要員がいないため体調不良でも乗務せざるを得ないのが実態です」(スカイマーク関係者)
スカイは9日、09年3月期の業績予想を大幅に下方修正。同時に「人員不足は一時的なもの。機長訓練を実施中で、訓練終了後は余裕のある乗務体制が実現できる」と説明したが――。
「たった数カ月で慢性的な人員不足が解消されるとは思えません。スカイ経営陣はこれまでコーパイ(副操縦士)の稼働数確保のためと称し、機長昇格訓練を中断してきた。過酷な労働条件に加えて機長昇格の道を閉ざされたコーパイは不満がたまる一方で、昨年中に3人、今年3月末までに7人が退職。来月も1人辞めることが決まっていて、コーパイ不足も危機的状況ですよ」(前出のスカイ関係者)
事業認可を与える国交省はスカイの慢性的な乗員不足を把握していたのか。
「書類上は国が定めた基準を満たしていたと思います。ただ、6月2日からの運休は当日初めて知りました」(国交省航空事業課)
これでは監督官庁として怠慢といわれても仕方ないだろう。
「今年3月、スカイの乗員不足問題について国交省に監査・指導を要請したが、改善されなかった。増員が無理なら体力に見合った路線便数にとどめるべきなのに、新たな航路開設を計画している。無理な拡大は事故につながりかねない」(日本乗員組合)
むちゃな事業計画を認める国交省もどうかしている。スカイも国交省も利用者の安全などまったく考えていないのか。
もっとも、スカイは規制緩和で誕生した新規参入航空会社の第1号。“お役所のメンツにかけても守り通すだろう”という声も聞こえてくるのだ。
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