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2008年06月09日
今週の週刊現代は350円の価値がある
金持ちには関係ない話であるが、物価高や税負担などで日々の暮らしを切り詰めなければならない人々にとっては、「350円で何を優先的に買うか」という事を、一度は考えたことがあるだろう。
かつて吉野家が米国産牛肉の輸入禁止によって牛丼を止めざるを得なくなった時、「千円で牛丼を食べて、おつりで週刊誌を買えたのに、これで週刊誌の売り上げが減る」、と嘆いていた週刊誌関係者がい事を思い出す。
断っておくが、私は、350円前後で買える週刊誌は、どの週刊誌でも、得られる貴重な情報に比べれば安いと思っている。
それでも今日(9日)発売の週刊現代6月21日号は、350円をはるかに上回る価値があると思った。
たとえばみのもんたは決して「庶民の代弁者」なんかではないという記事だ。父親から受け継いだ水道メーター製造会社の社長でもあるみのもんたは、自らの会社の談合疑惑の収拾をはかるため、古賀誠や二階俊博に働きかけたとか、年商40億円の会社を持ち、司会者として年収5億円を稼ぐみのもんたが、年金や後期高齢者医療制度を声高に批判してみても、空々しいなどと書いている。その通りだ。
福田首相の最新オフレコ方言集という記事も貴重な情報を提供してくれた。官邸に近い記者しか書けないインサイダー情報だ。「誰かみたいに支持率アップのためのパフォーマンス政治なんかやりたくない」、「説明不足だなんて小泉さんから批判される覚えは無い。2年前に改正保険法を公布したのは、いったい誰なんだ」、などと話す福田首相は、実は小泉元首相との仲は決してよくないのである。
そういえば、福田首相は川口順子環境調査会長(元外相)を首相官邸に呼び、勝負服の「赤い服」を着るぐらいなら、「もっと緑になって頑張ってください」などと嫌味を言っていた(3月11日付産経新聞)。
川口順子氏は、かつて田中真紀子が小泉元首相に更迭されて涙を流した時、「女なら泣かされてみたい」などという迷言を吐いた小泉元首相の一の家来だ。その産経新聞の記事を読んだ時、私は、「福田首相は間違いなく小泉元首相を嫌っている」、とピンときたものだ。
ポスト小泉のナンバーワンと称せられている麻生太郎の実像を暴いている特集記事も参考になる。79年10月の衆院選挙で初めて当選を果たした麻生は、「将来は総理大臣ですね」というマスコミの問いに、「年寄り代議士が何人か死ねばね」と答えたという。
その選挙の演説の開口一番、「下々の皆さん!」とやってのけ、まわりを凍えさせた事が、地元後援者の間でいまだに語り草になっているという。麻生氏の舌禍癖は筋金入りという事だ。
おまけに、吉田一族から受け継いだ50億円もの資産について遺産相続税の不正疑惑まで書かれている。
これでは次期総理はおぼつかないということだ。
そのほかにも、「ライス国務長官は、7月初旬に平常訪問を果たすべく最終調整を急いでいる」、などという米国務省関係者の話を載せている(国際ニュースのソムリエ)。
今週の週刊現代は、確かに350円以上の価値がある。
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