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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080721k0000m010065000c.html
自民党の各派閥が「夏の研修会」を相次いで開催している。参院選があった昨年夏はほとんどの派閥が開催を見送ったが、今年は伊吹派が結成後初めて開催に踏み切るなど8派閥すべてが9月中旬までに開く予定だ。今の派閥には往時のような政局・政策面での力はなく、衆参両院で多数勢力が異なる「ねじれ国会」下で、衆院解散・総選挙を含めた政局の先行きが読めない不安感が結束を促しているようだ。
5月に谷垣派と合流したばかりの古賀派は10日、山梨県富士吉田市で研修会を開いた。会長の古賀誠選対委員長は「たくさんの議員の参加で開催できたのは合流の成果だ」と強調。ナンバー2の谷垣禎一政調会長も「古賀会長を中心に福田政権を支えたい」と息を合わせた。
研修会には約50人の議員が参加し、1泊2日の日程で寺島実郎・日本総研会長の講演を聞いたほか、ゴルフなどで懇親を深めた。
町村派に次ぎ党内第2勢力の津島派(会長・津島雄二元厚相)は24日、東京都内で研修会を開く。派閥政治そのものと言われた旧竹下派の流れをくむ同派だが、最近は影が薄く、「団結して政権を支えるとアピールし、党役員人事があれば四役を取りたい」(若手議員)との声がしきりだ。次期衆院選を見据え、内閣改造や党役員人事にどうからむかが当面の課題になっている。
首相とのパイプを誇示する伊吹文明幹事長が率いる伊吹派は9月12、13の両日、99年に結成した「村上・亀井派」以来初めての研修会を開く予定だ。派内には首相と距離を置く中川昭一元政調会長ら「保守派」も多く、幹部は「政局の流動化をにらんで結束を固めておく必要がある」と事情を説明する。
首相の出身派閥の町村派も6年ぶりの開催だ。7月初めまでは「研修会より選挙準備が大事」と見送る方向だったが、急きょ方針を転換した。町村信孝官房長官と中川秀直元幹事長の主導権争いが顕在化するなど、結束がゆらいでいるため、研修会をテコに「規律の緩みを締め直したい」(幹部)との思惑がある。【近藤大介】
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