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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080531-00000061-mai-pol
福田康夫首相は１日から５日まで独英伊３カ国を訪問する。地球温暖化対策が焦点となる７月の北海道洞爺湖サミット（主要国首脳会議）議長国として、フランスを含む４カ国首脳などと会談し、協力を要請する。３日からローマで開かれる「食糧サミット」にも出席し、横浜市で開かれていた第４回アフリカ開発会議の議論を踏まえ、食糧価格高騰で苦しむ途上国に５０００万ドル（約５３億円）の緊急追加支援を行う方針を表明する。
福田首相は１日にベルリンでメルケル独首相、２日にロンドンでブラウン英首相と会談。その後ローマに移り、３日にサルコジ仏大統領、ベルルスコーニ伊首相と相次いで会談する。４日には国連の潘基文（バンギムン）事務総長、エジプトのムバラク大統領とも会談する。
福田首相は、２０１３年以降の「ポスト京都議定書」の枠組みづくりに向け、各国首脳との会談で地球温暖化対策で認識の共有化を図る考えだ。一方、食糧サミットで行う演説では、緊急追加支援を表明するほか、食糧輸出国の輸出規制に自重を求める。さらに福田首相は食糧高騰の一因であるトウモロコシなどを使ったバイオ燃料への懸念も示し、廃棄物などを使った第２世代バイオ燃料の実用化の必要性を訴える。
【犬飼直幸】
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