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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008053090072537.html
2008年5月30日 07時32分
政府は29日、中国・四川大地震の被災者救援のため、中国政府からの要請を受けて検討していた自衛隊機による救援物資の輸送を見送る方針を固めた。救援物資の輸送は予定通り行う方針で、民間機のチャーター便利用を検討している。
政府関係者によると、見送りの理由は中国政府との調整の結果で「中国側が自衛隊機による輸送に反対したわけではない」としている。中国国内では自衛隊機による派遣に反対する世論が出ていることから、今回は民間機による輸送が得策と判断したとみられる。
政府は、中国側の要請を踏まえ、派遣に向けた国内の準備作業を本格化。防衛省は航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)から、北京空港か被災地に近い成都空港にC130輸送機による物資輸送を想定していた。
訪中している外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長は29日、北京で武大偉中国外務次官と会談。支援物資の輸送方法について協議したが、具体的な計画はまとまらなかったという。
町村信孝官房長官は同日午後の記者会見では「中国はテントその他(の支援物資)を要請し、その際に自衛隊の活用も考えられるということだ」と強調。「中国政府にいろいろな考えがあり、先方との調整がある。どうやったら可能か詰めている」と述べていた。
◆「聞いてない」 防衛省に波紋
中国・四川大地震の被災地への自衛隊機派遣方針が見送られることになり、成都へのC130輸送機派遣を行うため、29日深夜まで先遣隊の派遣準備を進めていた防衛省に波紋が広がった。
30日未明、突然の派遣見送りの一報に、防衛省幹部は「何も聞いていない」とぼうぜんとした様子。29日付の朝刊主要各紙に「自衛隊機中国へ初派遣」の見出しが躍り、「中国国内を刺激しなければいいが…」と同幹部は心配そうに語ったばかりだった。
今回の自衛隊機派遣方針は中国の要請を受けて決まったが、中国国内のインターネット上では「地震よりひどいニュース」などの反発もあった。
「予想以上に中国内部で自衛隊に対する抵抗感が強かったとしか考えられない」と軍事評論家の前田哲男さんは指摘する。
(中日新聞)
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