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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008052502000091.html
2008年5月25日 朝刊
海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、横浜地方海難審判理事所が、審判対象として責任を問われる指定海難関係人に、あたごが所属した第六十三護衛隊(三月に第三護衛隊に改編)などを統括する上部組織の「護衛艦隊司令部」を指定する方向で検討していることが分かった。
理事所は既に同護衛隊と前艦長の船渡健一等海佐(52)、戦闘指揮所(CIC)を監督する船務長らを指定する方針を固めている。
護衛艦隊司令部は同護衛隊の護衛艦を含む約四十隻を統括している。これまでの調査で見張りやレーダーの監視は徹底されず、乗組員間の連絡も十分でないなど安全航行の指導がずさんだったことが判明。理事所は、再発防止のため自衛艦に共通する安全管理体制の不備を問う必要があると判断し、詰めの調査を進めている。同護衛隊はあたごに日常的に安全航行を指導する立場にあった。
指定海難関係人としては、あたご艦内から船渡前艦長と船務長のほか、衝突時の当直士官だった前水雷長(34)と衝突直前に交代した当直士官の前航海長(35)の四人を指定。同司令部が指定されると計六者となる。理事所は今月末−六月初め横浜地方海難審判庁に審判開始を申し立てる。
レーダーを監視するCICでは、当直交代前のレーダー員が通常より減らされていたのに、船務長はそうしたずさんな勤務状況を把握せず、レーダーの適切な監視も指導していなかったとされる。前艦長は普段から乗組員に安全航行を徹底させていなかった疑いが持たれている。
理事所は交代前と後の当直士官二人が、右前方から近づく漁船団の継続的な監視を見張りやレーダー員に指示しなかったことが事故の主因とみている。
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