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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080519-00000011-gen-ent
●道路特定財源から1億円
道路特定財源をめぐる国交省のデタラメな使い方がまた発覚した。
兵庫県芦屋市の阪神国道事務所が07年までの過去5年間、道路特定財源から総額1億円も使って空き地にドングリを植えていたというのだ。ガソリン税がなぜドングリに化けるのか。現地を視察した伊丹市議の高塚伴子氏が言う。
「現場は西宮市の阪神高速道路7号北神戸線の西宮山口JCT近くで、両脇を道路に挟まれた場所(700坪)です。事務所の説明だと、当初の事業目的は道路に関わる女性リーダーの育成だったのですが、イベントが必要ということになり、ドングリを植えることになったといいます。でも現地には水道もなく、市街地からも遠いため気軽に行けない。さらに工事現場のため一般の人は入れません。だからせっかく植えたドングリの苗木も枯れていました」
社民党の保坂展人衆院議員もこう憤る。
「この事務所では、並行して行った鳥類などの生態系、環境調査費も5年間で2億円を支出していた。100部しか作らない年鑑作成費にも1300万円です。担当者は何を聞いても『分からない』と繰り返すばかり。予想以上にヒドかった」
13日の衆院本会議では、改正道路整備費財源特例法が与党の3分の2以上の賛成で再可決、成立した。福田首相は「無駄は見直す」と強調していたが、とても信じられない。
「ひとつの国道事務所をとっても、これだけ複数のムダ遣いが出てくる。改正法は成立したが、追及はこれから。道路財源を使ったすべての事業を明らかにするべきです」(保坂議員)
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