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むかし、ある国に「自己責任」という言葉が好きなエライひとたちがいました。 その言葉をもって、その国に暮らしている市民を洗脳しようとしたのです。 なんと便利な言葉であり、概念でしょう。 「自己責任」と言ってしまえば、国は今まで保障してきた、もろもろのことを保障せず、国の自己責任からは逃れて、そこに暮らすひとりひとりの責任にしてしまうことができるのですから、こんなにらくなことはありません。 この「自己責任」という言葉がその国を席巻したおかげで、とても傷ついたひとたちがいました。むろん、この無責任極まりない言葉にのってしまったひとたちもいます。 さらに、「自己責任」という言葉を、その国のエライひとたちは、お年寄りに対しても使おうと試みました。 自分たちの負担を軽くするためです。自分たちは好き勝手にやってきて、作った借金もそのまま、天下り先もほぼそのままにして、ひとりひとりの自己責任に、すべての責任を帰そうとしたのです。 保険業の規制緩和を通して、特に「何歳でも加入できる」保険が流行りだしました。これも「自己責任」の、もうひとつの形です。 診療報酬が改定されて、リハビリテーションの保険給付もまた、最大180日で打ち切りになりました。これでは回復するものもしません。 さらに、「後期高齢者医療制度」という制度の名のもとに、お年寄りができるだけ病院に行けないような仕組みを作りあげ、保険料は年金からの天引きにしました。「障がい」のあるひとたちや人工透析を受けているひとたち等は、65歳からこの制度に加入させられます。払えなければ、保険証は使えなくなるのです。 いつか、この恐ろしい国は、次のように話されるようになるでしょう。 ……その国には、むかし、「国民皆保険」という制度がありましたが、消滅しました。いまはすべて「自己責任」のもと、お年寄りをはじめとして多くの人々が切り捨てられています……と。 * わたしたちはいま問われている。いつまで、この憤りを持続し得るか、を。しばらく総選挙はないだろうから。 |
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