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与党らしからぬ自民党と公明党(ヤブ睨み社会語辞典 from 以久遠氏)
与党の責任
与党らしからぬ自民党と野党面の民主党が政権争いに汲々として現を抜かし、国民のための政治を放ったらかしにしている。私のHP上に「ねじれ」状態の中での「二院制における参議院のあり方」について提言しているが、政権を与(あずか)る与党の最大の責任は毅然たる姿勢と自信を示して国民の負託に応え国民に不安を抱かせないことにある。
にも拘らず、デタラメな年金管理を正すこともまともに出来ず、また高齢者医療制度についても準備期間が二年間もあったにも拘らず施行後に制度の不備に気が付くお粗末さは、国民の不安を徒(いたずら)に増幅させているだけで、どこから見ても国民の負託に応えているとは言い難い。
郵政解散後、安倍総理、福田総理と、政権と勢力保持に汲々とし過ぎたあまりガッチリと民意に置くべき軸足が浮わついてしまった結果である。政権与党なら政権党らしく、正々堂々と国民に負託の確認をするくらいの毅然さがあって然るべきである。その毅然さを国民は政治の安心として感じる。それが与党の責任であり、政治家の責任である。
与党の「与」とは「与える」という意味である。国民に「善政を与える」使命を担っていることから「与党」という言葉が生まれたのだと思うが、安倍・福田政権は国民に何を与えたのか?道路特定財源問題では、「国民に与える党」というよりも「特定団体に与える党」に成り下がり、族議員と官僚のご機嫌ばかりを気にして国民の声を聞こうとしなかったように見える。その姿勢が広島2区の敗戦の原因でもある。
沈没寸前の日本丸を立て直す手立ては解散より外無くなったが、多分、福田総理はひたすら耐えて任期満了の来年9月まで生き永らえるつもりだろうから、政経の混沌は益々深まるだろう。冬柴大臣の官僚迎合発言も目に余る。公明党も諌言する毅然さを持たねばならない。
http://mr-ikuo.cocolog-nifty.com/yabunirami/2008/05/post_163d.html
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