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(回答先: 【ちょうど10年前の出来事】ガソリン・電気料金値上がりの結果→政権崩壊の事例【インドネシアのスハルト政権】 投稿者 一市民 日時 2008 年 5 月 01 日 10:31:22)
アジア通貨危機から10年目の警告
虎視眈々と危機の再来を待つプレデターたち
2007年3月28日 水曜日 竹中 正治
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070327/121845/
ヘッジファンド黄金期 〜アジア通貨危機とLTCM〜
★2001/05/16(水)★
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昨日は92年にジョージ・ソロスが巻き起こした『ポンド危機』について、お話し
しました。この事件を契機に、ジョージ・ソロスとヘッジファンドの名は天下に
とどろき、ヘッジファンドは世界経済に影響を与えるようになったのは昨日、
お話ししたとおりです。
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それから、5年。
ヘッジファンドが絶頂を迎える事件が起きました。
そう、97年のタイバーツ暴落をきっかけとした「アジア通貨危機」です。
このときもソロスを筆頭にしたヘッジファンドが、アジア各国の通貨を売りま
くったのです。その結果、アジア通貨は大暴落し、アジア経済は停滞期を迎えま
した。お隣りの韓国にも大変だったようです。みなさんの記憶にも新しいことだ
と思います。
このような「ヘッジファンド黄金時代」に、金融界のスーパースターたちが集
まって、あるヘッジファンドが設立されました。
そのヘッジファンドの名前は『LTCM』(ロングターム・キャピタル・マネジ
メント)。98年に全世界を震撼させたヘッジファンドです。
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LTCMの創設者は、大手金融機関であるソロモンブラザースで「相場の神様」
と呼ばれ、副会長までのぼりつめたジョン・メリウェザー氏。
さらに、LTCMは複雑なプログラムを駆使して資金を運用していたのですが、
そのプログラムを組んだのは何と、ノーベル経済学賞を受賞した二人の博士でした。
この二人の博士(マイロン・ショールズ氏とロバート・マートン氏)は、デリバ
ティブの理論を確立したことを評価され、97年にノーベル経済学賞を受賞しました。
証券業界には『証券アナリスト』という資格があるのですが、これを取得するた
めには必ず、彼らの理論を学ばなければなりません。彼らはまさに、「デリバテ
ィブの生みの親」といえる存在だったのです。
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「相場の神様」と「デリバティブの生みの親」が組んだヘッジファンド。
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みなさんならどうしますか?
私なら速攻で、お金を預けます(笑)
実際、私のような人間が多かったらしく、LTCMは98年年初には48億ドル(約
6000億円)にも資本金が膨らみました。
運用資金を提供したのは、投資家だけではありません。
金融機関は「相場の神様」と「デリバティブの生みの親」の信用と実績を背景に、
莫大な資金を貸し付けました。
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その額は何と1000億ドル(約12兆円)。
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驚くべきことに、LTCMの資本金の20倍にあたります。
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この順風の中、LTCMは莫大な利益を上げ続けました。
95年には43%、96年には41%、そして97年が17%という脅威的な配当を生み出し
ていったのです。これほど巨大規模のファンドが、年間で40%もの利益をたたき
出すのは、通常、考えられません。
さて、彼らはどのような手法で利益を上げたのでしょうか?
それはまた明日のお楽しみです。
http://www.nobitown.com/dom010516.html
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