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http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
民意を無視し続ける自民ナンミョーが、当然の結果として惨敗した山口2区の補選だけど、4月15日の開示とともに、ネットのあちこちの政治関連の掲示板に、「光市の本村洋さんが、小泉元総理と福田市長とともに、岩国・周南・柳井市のダウンタウンを来訪して、山本繁太郎候補の応援演説と少年犯罪罰則強化を訴えることが決まった」という怪しげなコピペが繰り返された。
それで、あたしは、こんなことアリエナイザーだと思い、本村さんと連絡のとれる江川紹子さんに聞いてみた。そしたら、紹子さんは、「本村さんは判決公判を前にして、今はマスコミに顔を出すことも制限されている状況なのに、そんなことはありえない」と言っていた。
だから、あたしは、また自民党のネット工作員による幼稚な宣伝なんだと思って、気にしないでいた。そしたら、選挙が終わった今になって、ZAKZAKの「補選惨敗、福田「死に体」加速…世論無視暴走で自滅」という記事の中に、「最後は、山口県光市の母子殺害事件の遺族である本村洋さんまで応援に引っ張り出したほどだ。」という一文を見つけた。
「補選惨敗、福田「死に体」加速…世論無視暴走で自滅」
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008042830_all.html
それで、あたしは、仮にも一応はメディアが報じたんだから、この内容は事実なのかもしれないと思い、もう一度、紹子さんに、この記事のことを伝えて、聞いてみた。そしたら、紹子さんは、わざわざ本村さんご本人に事実関係を聞いてくださった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしの文章で書くよりも、そのまま掲載したほうが分かりやすいと思うので、紹子さんからのメールをそのまま紹介する。
きっこさんへ
ちょっとお願いがあってメールしました。
実は、本村さんの「応援演説」の件、産経新聞系のサイトに載っていたということで、今回は私も気になって本村さんに確認をしました。
ところが、びっくり。
真相は全然違うようです。
本村さんの会社のすぐ近くで、しかも昼休みの時間帯に演説会があったので、聞きに行ったそうです。
そうしたら、どこかのテレビカメラが来ていて、本村さんを見つけ、本村さんは「一般聴衆として聞きに来ただけなので、どうぞお構いなく」と言ったらしいんですが、そのうち周囲の聴衆も気が付いて囲まれてしまい、演説をしていた弁士が、「今日は本村さんも来られているようですが、自民党も犯罪被害者対策には力を入れている」云々と言った…という展開。
自民党から応援の要請など一度もないし、どうしてこうなるのか…と本村さんは困惑されています。
産経系のサイトの記載も、抗議をした方がいいのだろうけれど、今はくたびれきっていて、なかなか気力が湧かないみたいです。
みんなも、しばらくそっとしてあげて欲しい。
…というような内容を、私から聞いたということで結構ですので、きっこさんの日記に載っけていただけないかしら。
ビラなんかもまかれているらしく、本村さん、参っていました。
犯罪被害者の問題は、政治的な立場を超えて考えてもらわなければならないのに、自分が色づけされることで、悪い影響を与えるのではないか、人に迷惑をかけたのではないか、自分の行動が軽率だったと、自分を責めていて、とてもお気の毒。
読者の多いきっこさんの日記に載れば、なんだそうだったのかと納得される人も多いのではないか、と。
江川紹子
‥‥そんなワケで、これが「真実」なんだけど、わざわざ光市の本村さんの会社の目と鼻の先まで行き、わざわざお昼休みの時間帯を選んで応援演説をしたのが誰なのかって言うと、無責任に政権をホッポリ投げたアベシンゾーだ。演説の冒頭で、アベシンゾーは、こうノタマッてる。
「ワタクチたちは、犯罪に強い町づくりをして行かなくてはならない。その必要性を一番感じているのが、この光市の皆さんであり、今日も出席をしていただいた本村さんなんだと思いまつ!」
「今日も出席をしていただいた本村さん」って何? ご本人は、自分の会社の前で、お昼休みに演説が始まったから、たまたま聞きに来ただけだって言ってますけど? この日だけなのに「今日も」と言い、演説を聞きに来たことを「出席」と言ったら、まるで本村さんが自民党のノーパンしゃぶしゃぶ候補のことを応援しながら各地を回ってるみたいじゃん。どこまで卑劣なんだろう? アベシンゾーって。サスガ、アグネス・チャンと一緒になって、統一協会やナンミョーの宣伝をしてるだけのことはあるよね。
とにかく、このアベシンゾーの演説は酷すぎる。総理大臣としてのすべての責務をポッポリ投げて、国会の空転だけでも100億円以上もの損失を出させたブンザイで、自画自賛の嵐。「アベ内閣におきまちて、犯罪被害者の権利を保護するための法案を成立させさせさせまちた」と切り出し、被害者のご遺族が、裁判を優先的に傍聴できるようになったことなどを羅列して、ノーパンしゃぶしゃぶ候補の応援と言うよりも、ほとんどが「アベ政権」の自慢話。ちなみに、「成立させさせさせまちた」ってのは、事実に忠実に、ニポン語もロクにしゃべれないアベシンゾーが、短い舌をカミまくってるとこを文字にしてみたので、あたしのタイプミスじゃない。
‥‥そんなワケで、これほど「犯罪被害者の権利」「犯罪被害者の立場」って強調しながら、判決公判が終わって疲れきっている本村さんの会社の前までわざわざやって来て、お昼休みの時間帯を狙って演説を始めて、本村さんを誘い出してそれを選挙に利用するなんて、こんなサイテーな人間に、「犯罪被害者の権利」なんか語る資格はないと思う。とにかく、「拉致被害者」に続いて、「犯罪被害者」までも選挙に利用する厚顔無恥なアベシンゾーには、今すぐに政治の世界から消えて欲しいと思う今日この頃なのだ。
「本村さんのことを利用した悪質なアベシンゾーの自画自賛の演説映像」
http://jp.youtube.com/watch?v=pPiLxKeim00
★事実とすれば、ひどい話しだ(二人の固有名が出ているのだから、事実なのだろう)。
本村さんにも少々軽率なところはあったとは思うが、
経緯を知らなければ、「なんだ、そんな人だったのか」と思う人は多いはずだ。
メディアが伝える情報の信憑性については絶えず検証が必要だということと、
現代はすべからく情報戦だということがよくわかるエピソードではある。
われわれはメディアに取り囲まれているが、すぐに情報の発信者や増幅器になりうる可能性を秘めているということだ。
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