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http://www.amakiblog.com/archives/2008/04/29/#000850
2008年04月29日
米政府関係者によって次々に明らかにされていくイラク開戦の実態
イラク開戦の検証は末永く、忍耐強く、続けられなければならない。
それは、イラク戦争が今も継続しているからだけではない。
この戦争を検証する事は、これから起きるであろう、同様に愚かな戦争の、最大の抑止になりうると期待されるからだ。
いや、この反省を今後の愚かな戦争の抑止としてなんとしても生かさなければならない。失われた犠牲者の命を無駄にしないためにも。
4月29日の毎日新聞は、次のような米政府関係者のあらたな証言を掲載していた。元米国家情報評議会(NIC)情報官ポール・ピラー氏の言葉である。
それにしても、日本のメディアや政府関係者OBの中から、ただの一人として、意味のある言葉が発せられる事はない。米国と日本の彼我の差を見る思いである。
・・・(質の悪い情報に頼ったという)情報以前の問題として、ブッシュ政権は、イラク開戦を決定し、政権幹部は「開戦の理由になる情報はないか」と繰り返した。
政策決定者は開戦に都合のいい情報だけを求めていた・・・過去、米国がかかわった主な戦争は、なんらかの攻撃に対応する形で行われてきた。しかし、今回は、米国指導部が仕掛けた攻撃で(あった)誤った異常な戦争だ(った)・・・
(われわれ)情報当局者は今の混乱に驚いてはいない。民族、宗派の対立の激化を予想していたからだ。一方、政策決定者にとってこの事態は想定外だった。彼らは、戦争を支持する少数の専門家による最も楽観的な見通しに頼っていた・・・
占領への準備が十分でなかったのは確かだ(が)、どれだけ周到に準備していたとしても、混乱回避は難しかっただろう・・・
米軍はすぐ撤退すべきだ。撤退後、状況がさらに悪化するという意見があるが、駐留を長引かせたところで、それ(事態の悪化)は変わらない・・・
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