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『建築家が眺望するニッポン』−文化から見る日本人の底力−2008.04.20.
メールマガジン『まぐまぐ』http://archive.mag2.com/0000150178/index.html
東国原宮崎県知事が、宮崎には高速道路が整備されていないことを理由に、ガソリンの暫定税の存続に賛成しています。
その制度の下で宮崎県は高速道路を整備できなかったにもかかわらず、同じその制度の存続を支持しているのです。“渡辺”という子供がクラスで給食を食べる順番を、これまでそうだったんだから今までどおり“あいうえお順”にするべきだ。そうじゃないと給食が食べられなくなる。と言っているようなものです。
将来国会に乗り込み、大臣のいすに座ることを前提に自民党に秋波を送っているつもりかもしれませんが、二重の意味でお門違いです。
道路整備と財源の場所は関係ありませんし、将来自民党の国会議員になってもその時点で自民党が政権を持っていなかったら大臣にはなれないからです。はっきり言ってかなり浅慮です。
そもそも特定財源と一般財源の違いは、それが道路に回されるか否かではなく、使い道に関してのチェックが厳しいか厳しくないかにあります。
悪名高い大蔵省ですが、少なくとも彼らは、税金を各省庁や地方に分配するだけではなく、使い道にも目を光らせています。それが彼らの既得権の一つなのですから当然です。歳入元も歳出先も明確に公表されます。
それに対し特定財源はいくら入っていくら出て行ったのか、どう使われているのかが霧の中です。
というよりもまさにそこにこそ特定財源のうまみがあるのでしょう。そんなことはほとんどの国民が気がついています。
甘いチェックの中で自由に使える金欲しさに特定財源の存続を求めている自民党道路族と、その恩恵で分配される選挙資金で選挙に勝ってきたその他の自民党員、そしてそれら蜜に集まる自民党議員がいるからこそ党内でのし上がってきた道路族、そんな連中が道路特定財源がなくなると道ができなくなる、などという詭弁をいくら弄しても聞く側はあきれるばかりです。無知性な卑しさしか見えてはきません。
特定財源を廃止して選挙に勝っても、金の入ってこない政権なら政権についている意味がない。ならば取れるものをまず取っておこう。もしかしたら選挙も勝つかもしれないし。自民党議員の考えることはこんなものでしょう。
それにしても人は金がかかわるとここまで破廉恥な嘘をつけるものなのでしょうか。
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