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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008042502006403.html
スコープ 『後期高齢者医療 見直しを』 『反旗』続々 揺れる与党
2008年4月25日 紙面から
後期高齢者(長寿)医療制度をめぐり、与党の足並みが乱れてきた。自公両党の執行部は現行制度に国民の理解を得ようと説明に必死だが、自民党山崎派は制度見直しを提唱。民主党が制度廃止へ攻勢を強める中だけに、二十七日投票の衆院山口2区補選の結果次第では、見直し論が強まり、福田政権が苦境に立たされる可能性もある。 (篠ケ瀬祐司)
公明党の高木陽介選対委員長は二十四日の党代議士会で「補選の現場で苦労している人たちの足を引っ張るのならば(次の選挙の)推薦も含めて考える必要がある」と選挙協力の見直しに言及しつつ、山崎派を厳しく批判した。
山崎派だけでなく、自民党有志議員約百人も十七日、後期高齢者医療制度を考える会を立ち上げて、制度の在り方を再検討することを決定した。公明党は「小集会などで徹底して制度の説明に努めている」(幹部)と自負している。それだけに、相次ぐ見直しの動きに「後ろから鉄砲を撃つのと同じだ」(高木氏)と怒り心頭だ。
自民党でも「時期が最悪だ」と批判が噴き出している。
厚労族議員は「少子高齢化社会に向けた医療制度改革が必要という制度導入時の議論を忘れたか」と指摘。執行部の一員は「大衆迎合的な発言だ。目立ちたいだけではないか」と切り捨てた。
山崎派会長の山崎拓前副総裁は派閥の総会で「党内に(見直しを)弾力的に考える動きがあることが、選挙でプラスになる」と反論。派閥幹部の野田毅元自治相は二十四日、福田首相を官邸に訪ねて、見直し提言の真意を説明した。しかし、首相は記者団に「具体的なことは聞いていない」と素っ気なかった。
それでも、山口2区補選で自民党公認候補が大敗すれば、与党でも次期衆院選に向けて見直し論が広がるのは必至だ。
加えて、山崎派が「A級戦犯」扱いされて首相と溝が生じれば、総主流派体制が崩れ、支持率低迷に悩む福田政権はさらに弱体化しよう。
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