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http://www.news.janjan.jp/government/0804/0804235589/1.php
イラク空輸「戦闘地域の認識なし」と斎藤統幕長
黒井孝明2008/04/24
斎藤(齋藤)隆・統合幕僚長は記者団との懇談でイラクでの空自の米軍空輸活動について「戦闘地域での作戦ではない」とし、名古屋高裁の違憲判決を受け入れない認識を示した。また、制服組の最高責任者として「あたご」事故には権限上での責任はないとし、辞任の意向はないことを示唆した。
日本語(通訳英語)[ヘルプ]
斎藤隆 統合幕僚長 会見=質疑応答(27分16秒)
斎藤隆 統合幕僚長 会見=すべて(53分37秒)
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自衛隊制服組トップの斎藤(齋藤)隆・統合幕僚長は23日、東京の日本外国特派員協会で記者らと懇談し、最近の自衛隊の動向などについて説明した。この中で、イラクに派遣されている航空自衛隊の空輸活動が違憲と判断された名古屋高裁判決について、「バグダッドは簡単にオペレーションができる場所でないのは事実だが、戦闘地域とは認識していない」として、新たな司法判断を認めない考えを示した。
斎藤統合幕僚長は「バグダッドを戦闘地域とは認識していない」と話した(撮影:兼古勝史)。 斎藤統幕長は冒頭のプレゼンテーションで、自衛隊の海外平和活動の実績を繰り返しアピールした。福田首相が1月の施政方針演説で「国際平和協力国家として、国際社会に責任ある役割を果たす」と強調したことを受け、(1)昨年3月発足の「中央即応連隊」など部隊の待機態勢、(2)輸送能力の整備、(3)教育訓練体制、などの取組みを紹介した。
また、テロ特措法などの時限法に代わり、海外平和活動と特措法をカバーする「国際平和協力に関する一般法」などの恒久法が自民党内で論議されていることを紹介した。「いちいち事態が起きてから法案を作っていては即応できない。色々な法律をメニューとして整備しておき、事態に応じて適用していく」
記者団との主なやりとりは次の通り。
記者:名古屋高裁の違憲判決を受けて、バグダッド飛行場など危険性のある地域での今後の対策に変化はあるのか。
統幕長:いままでもそういった(危険回避の)作戦をやってきた。たとえば、旋回しながらの着陸、高々度から急降下する着陸。フレア(ミサイル回避装置)も必要であれば実施してきた。これからもそうだ。
記者:部隊運用の管理を統幕に一元化する自民党の防衛省改革案によって、斎藤統幕長が指揮権を持つこともあると思う。「あたご」の衝突事故や相次ぐ不祥事について、そろそろケジメをつけるときが来たのではないか。
統幕長:一部誤解がある。私に指揮権はない。幕僚として意見をまとめ、防衛大臣が適切な命令を出せるよう助言するのが私の立場だ。「あたご」はミサイルなど装備認定試験のためにハワイに行き、帰国途中に事故に遭った。これは海上幕僚長の権限の範囲内の仕事だった。
記者:なぜ日本は国内の装備品調達にこだわるのか。
統幕長:国内の防衛産業基盤を維持するのが我々の基本的な考え方だ。コスト面でいえば、高価な装備品をすべて国内に頼るのは適当でないと思うが、両方のバランスをとることが大きな問題としてある。
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