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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080424-00000005-gen-ent
●憲法なんか守らないと宣言して軍隊の危険な正体を完全に暴露
これほど傲慢で危険な発想の人物が、なぜ、航空自衛隊のトップに座っているのか。イラク空自の違憲判断に「そんなの関係ねえ」と言い放った田母神俊雄・航空幕僚長のことだ。
名古屋高裁は、航空自衛隊が活動するバグダッドは「戦闘地域に該当する」としてイラク特措法に違反していると判断。そのバグダッドに多国籍軍の兵士を空輸する活動は、「他国による武力行使と一体化した行動で、武力行使を行ったとの評価を受けざるを得ない」と、憲法9条にも違反していると指摘した。
それを田母神・空幕長は、海パン一丁のお笑い芸人の流行フレーズでちゃかしたのだ。
「これは恐ろしい発言です。自分たちは、裁判所の判断も憲法も守らないと言っているわけです。裁判所も、裁判所に訴えを起こした国民も、自衛隊に文句を言うな、と。こんな理屈が通るなら、自衛隊はやりたい放題やっていいということになる。民主主義は根底から崩壊です。武器を持っている自衛隊が暴走すれば、戦前の日本軍と同じ。シビリアンコントロールは有名無実化し、戦争に向かって一直線ということになります」(立正大教授・金子勝氏=憲法学)
田母神氏は昨年5月にも、人道上問題になっているクラスター爆弾について、日本国民が被害を受けることになっても、「島国日本の防衛に有効」と言い放っている。一体、どういう神経をしているのかと思ったら、自衛隊のサークル誌に寄せた論文では、親自衛隊派と反自衛隊派の日本人を同じに扱うのはおかしいとして、「親自衛隊派をえこひいきしろ」と書いていた。「我々は今、日本国内において反日的グループとの冷戦を戦っている」という認識も披露しているから気味が悪い。
軍事評論家の神浦元彰氏が言う。
「イラクに派遣されている空自隊員の家族も、田母神発言は受け入れられないでしょう。隊員は、戦闘地域にもかかわらず、『戦闘地域ではないんだ』と派遣され不安を抱えているのです。それが間違いだと指摘されても、関係ねえ、と派遣を続ける。これでは、補給も考えず南方に向かわせて多くの日本兵を餓死、病死させた大本営参謀と同じです」
田母神・空幕長もバグダッドの怖さを知っているらしい。昨年12月に自衛隊機で着陸しているが、その寸前に「ミサイル警報装置が鳴り、緊張した」と言っていた。
それでも憲法違反の派遣を続けるのだ。
「田母神氏には責任を取って辞めてもらいたい」(神浦元彰氏=前出)という声は当然だ。
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