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『建築家が眺望するニッポン』−文化から見る日本人の底力−2007.12.09から転載
メールマガジン『まぐまぐ』http://archive.mag2.com/0000150178/index.html
北京オリンピック聖火リレーは世界各国で大混乱を引き起こしていますが、驚きべきことにこのチベットでの人権弾圧に対する世界中の抗議活動に対して、中国国民の多くは恥じ入るどころか怒っているのです。
チベット人の平均寿命が伸び、教育が行き届いたのは中国のおかげなのだそうです。どこかで聞いたことのある屁理屈です。ネット右翼など日本の右翼が、日本の統治下にあった中国や朝鮮に対して言っていることとそっくりです。その右翼が、中国のこの言い分に怒っているのですから笑ってしまいます。
聖火防衛隊などという不気味な集団も活躍しています。青いユニフォームに黒い手袋、それにサングラス。ファッションセンスゼロです。それだけで中国のイメージダウンになると言うことに気がつかないのでしょうか。いわゆるKYと言うやつです。
彼らは聖火ランナーではなく聖火そのものを守っているように見えます。妨害が入ると聖火ランナーから聖火を奪い取るのですから。彼らこそ、文字通り聖火リレーの妨害者なのです。
ようするに彼らは問答無用に聖火を奪い取られた聖火ランナーの人権を蹂躙しています。人権弾圧に講義する人の前でご丁寧にも人権を抑圧して見せてくれているのです。もっとも人間ではなく、動物でもなく聖火という「物」を命がけで守れと言われている彼らも人権を否定されています。信じられないことに彼らはそれを誇りにしているようですが。
私が聖火リレーが行われる都市の市長だったら、あの鬱陶しい聖火防衛隊を振り切るために、こっそりとリレーランナーに自国の記録を持つ陸上400mの選手を紛れ込ませます。
また、私がどこかの中学や高校の校長だったら、体育祭で是非、聖火リレーゲームをやりたいと思います。棒倒しはもう時代遅れだからです。
赤白それぞれのチームを攻撃と防御に分けて相対し、敵の妨害を防ぎながらどちらが先に聖火を敵の陣地に運ぶかを競うのです。もちろん聖火の火が消されたらその瞬間ゲームオーバーです。
それにしても心をつなぐリレーそのものではなく、ただの聖火を守ることが国の威信だというのですからばかばかしくて笑ってしまいます。漫画以下です。
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