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永田町徒然草 No.719
昨日は失礼した。無理してupdateしようと思えばできない訳ではなかったが、それでは「臨場感」が出てこないのである。やはりお休みにして良かったと思っている。永田町徒然草の読者の中には、日曜定番の政治番組をみる人も多くいると思う。私もインターネットに接続はできなかったが、テレビは見ることができた。仕事があったので全部をみた訳ではないが、『報道2001』(フジテレビ)・『サンデーモーニング』(TBS)・『日曜討論』(NHK)はみた。 『サンデープロジェクト』(テレビ朝日)は、仕事の都合でみることができなかった。いまインターネットで確認すると“自民・民主の重鎮が展望「春の政局」党首の後見役 大いに語る”という大そうなタイトルの番組だったらしい。すべての番組に共通していることは、ガソリン税の暫定税率をどうするかという焦眉の問題に目を逸(そ)らしていることである。私がみた3つの番組のテーマは後期高齢者医療制度であった。このテーマが悪いといっているのではない。しかし、テーマの設定が本当にこれで良いのかという問題である。 4月17日の永田町徒然草No.715「なぜガソリン報道が少ないのか!?」で、私はその問題点を指摘しておいた。道路特定財源の暫定税率を10年間延長する租税特別措置法改正案の再可決は、これから国民の眼前で行われようとしている悪政の最たるものだ。その再可決が来る4月30日にも行われようとしているのである。再可決の是非を議論しようとすれば、日曜定番の政治番組では昨日と来週の日曜日4月27日しかない。4月27日のテーマにしないことはないと思うが、私にいわせればこういうことを“アリバイ作り”というのだ。 自公“合体”政権が行おうとしている租税特別措置法改正案の再可決は、近年稀にみる悪政の典型である。再可決には憲法上の問題もある。もちろん道路特定財源の暫定税率を10年間も延長することは国民の大多数の意思に反している。いわゆる“ねじれ国会”の何が問題なのかを議論する絶好のテーマである。眼前の具体的問題を通じて議論してこそ、事の本質が分かる。いつもいっているように政治とは“具体的状況の具体的分析”がいちばん重要なのである。ガソリン税の暫定税率の延長とそれを可能にする再可決の是非の議論を昨日行わないことなど、まともなマスコミでは考えられないことである。 誤解がないように言っておく。後期高齢者医療制度を議論したり取り上げることが間違っているというのではない。ホットな問題であり、深刻なテーマである。しかし、このテーマは現に走り出している問題なのである。自民党でさえ見直さなければならないといっている。この問題を見直すためには、既に施行されている法律を変えなければならないのだ。野党が参議院にこの悪法の修正法案を提出することから、この問題の見直しが具体的に進行する。そのときに本格的な議論もできるし、またしなければならない。良い修正案を提出すれば、与党を又裂きにする可能性もある。 だが道路特定財源の暫定税率をめぐる問題は、あと10日前後に決着がつけられる問題である。4月30日には自動車重量税の暫定税率も期限切れになる。公明党は過去2回の選挙で自動車重量税の暫定税率を見直すと公約している。これは自公“合体”政権を追及する重大なポイントである。公明党・創価学会の化けの皮を剥がす重要なポイントである。こういう事情があるから上記政治番組はいずれも道路特定財源の暫定税率問題を避けたのかもしれない。私がマニヤックにガソリン税をいっているのではない。ガソリン税や道路特定財源から意図的に国民の注意を逸らそうとしている勢力がいることを私たちは知らなければならない。自公“合体”体制には、油断も隙も禁物である。 それでは、また。 |
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