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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080419-00000006-gen-ent
●民主党、予想外の苦戦
15日告示された衆院山口2区補選。「ガソリン暫定税率の是非を問う与野党対決」――になると思われたが、予想外の展開になっている。
自民党の山本繁太郎(59)、民主党の平岡秀夫(54)の両候補とも第一声では、ガソリン税には触れずじまい。
自民党の山本は、道路行政に関わった国交省役人なのに「いまの日本に一番大切なものは地方の活性化」と、ひたすら地域活性化を訴えている。しかも、2人とも道路特定財源の一般財源化には賛成だから、ますます違いが見えない。
このままでは道路財源が争点にならず、意外なコトが争点になりかねない。投票日(27日)直前に判決が下される光市・母子殺害事件だ。
1審、2審は当時18歳だった犯人に無期懲役を下したが、最高裁は「正義に反する」と破棄。差し戻し控訴審の判決が22日、広島高裁で言い渡される。
「光市はちょうど山口2区の選挙区。選挙には直接関係ないが、かつて民主党の平岡議員がテレビで発言したことが問題にされそうなのです。18歳未満への死刑を禁じている少年法の是非をめぐる討論で『悪いことをした子供たちにはそれなりの事情があったと思う』と話した。編集で前後がカットされているらしいが、そのまま聞くと加害少年をかばい、被害者遺族を攻撃しているように聞こえる。ユーチューブに投稿され、すでに批判の対象になっているのです。判決後、自民党がこの発言を利用するのは間違いないでしょう」(地元関係者)
それでなくても選挙情勢は横一線。勝っても負けても、数千票差の大接戦になるとみられているだけに、22日の判決が選挙に影響する可能性があるという。
「当初、世論調査では知名度のある平岡氏が10ポイントリードしていたが、ジリジリと差が詰まり、いまでは1ポイント差。逆転した調査もあります。平岡氏は選挙に強いといわれていたが、財務省出身のせいか、態度が大きく評判もイマイチ。民主党本部も『まさか、こんな状況とは』と頭を抱えています」(政界事情通)
ガソリン税とは無関係に勝敗が決まってしまいかねない。
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