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75歳以上の1人当たり医療費は、75歳未満と比べて4倍も高い。厚生労働省の大本営発表です。
が、1症例当たりの医療費は、心疾患や脳血管疾患では寧(むし)ろ低いのです。畏友・川渕孝一東京医科歯科大学大学院教授の調査結果に拠(よ)れば。
「長寿医療制度」と羊頭狗肉な名称変更を、施行当日に泥縄対応した福田&舛添コンビは、川渕氏が指摘する以下の2点を拳拳服膺(けんけんふくよう)すべきです。
「要医療」と「要介護」の線引きは極めて難しく、故に後期高齢者医療制度と介護保険制度を合体した、即ち医療から介護まで一貫して提供する「地域包括ケア」の保険制度を導入すべき。
治療中心から予防中心の医療へと切り替えねば、対象人口が今後6年間で24%も増加する「後期高齢者」医療は、1人月額平均1万円の負担増を強いる今回の制度導入を以てしても早晩破綻する。
僕が知事を務めた山国は嘗(かつ)て、塩分摂取過多な食生活でした。議論好きで知られる彼らは、炬燵(こたつ)を囲んで漬物を貪り、清酒を呷(あお)り、口角泡を飛ばして自説に固執する、些(いささ)か唯我独尊で岩波・朝日的権威主義を尊ぶ“県民性”です。
甲論乙駁(こうろんおつばく)な議論の途中で生理現象を催し、往時は戸外に設けられていた厠(かわや)へと向かうや、脳卒中を起こして雪の中で永遠の眠りに就いてしまう。斯(か)くなる昇天の頻度が高かったのです。
佐久総合病院や諏訪中央病院に象徴される“農村医学”の現場で勤務する医療者は、保健師と共に集落を回り、減塩運動を展開しました。
それまでは直接、冷や奴に醤油を掛けていた人々に、必ず小皿に注いで、少し浸すだけで食しなさい、と食生活改善運動を始めたのです。
減塩の総菜を1品、食卓に並べなさい、と繰り返しても人々が従わないのを見て、塩を一切使わない料理のコンテストを開催しました。
と同時に早期発見・早期治療の、詰まりは医療と福祉と介護をシームレス=継ぎ目の無い形で提供する「地域包括ケア」を70年代から試み、全国屈指の長寿でありながら、最も医療費が低い実績を齎(もたら)すに至ったのです。
それは、改革ならぬ破壊と破滅を止めないと大言壮語した小泉純一郎なる三百代言な厚生族議員が導入した、高齢者切り捨て・保険会社&製薬会社厚遇政策とは対極に位置する経世済民な運動だったのです。
2008.04.17
福田&舛添コンビは何もわかっちゃいない(田中康夫のメッセージ・新党日本)
http://www.love-nippon.com/daihyo_M2008.htm#120
田中康夫のメッセージ・バックナンバー
http://www.love-nippon.com/daihyo_M2008.htm
新党日本
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