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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008041802004500.html
【関連】イラク戦争反対で『不当解職』 原告に 『すべてが報われた』 天木元レバノン大使
2008年4月18日 朝刊
空自イラク派遣の違憲判断について感想を述べる天木直人さん=17日午後、名古屋市中区で
「外務省を辞めて五年、すべてがこの判決で報われた」。イラク戦争に反対したため不当に解職されたと主張し、自衛隊派遣差し止め訴訟に加わった元駐レバノン大使天木直人さん(60)は、十七日の判決後、晴れやかな表情を見せた。
裁判長が判決理由を読み上げ「憲法違反」を明言した瞬間、「これで十分だ」と叫びたい思いに駆られた。「イラク戦争に反対した自分は正しかった」。涙をぐっとこらえた。
駐レバノン大使だった二〇〇三年三月、米軍のイラク攻撃が国際法違反だと確信。日本政府は反対すべきだと公電で意見具申し、約三十五年勤めた外務省を去った。「自衛隊派遣は侵略への加担と受け取られかねない」。危機感と正義感から〇五年に訴訟に参加、外交官の視点から派遣の違法性を訴えた。
判決は、外務省の解職手続きの違法性を認めなかったが、「退職勧奨」を受けた天木さんが「無念と怒りを込めて退官願に署名した」と認定。「悔しい思いは十分理解できる」と述べた。
「(訴訟に込められた)切実な思いには平和憲法下の日本国民として共感すべき部分が多く含まれており、政治的敗者の個人的な憤慨、不快感、挫折感にすぎないなどと評価されるべきものではない」。随所に原告らへの理解をにじませた、退官前の裁判官による異例の判決文。天木さんは「志半ばで職を失った無念を、理解してくれた」と顔をほころばせた。
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