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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080417-00000003-gen-ent
15日に告示される山口2区の衆院補選は、与野党の大物議員が続々と応援に駆り出され、まさに“天下分け目の決戦”――のはずだが、自民党は汚い。一番肝心なガソリン税から逃げの一手なのだ。こんな補選で自民党を勝たせて「はい、信任を得ました」などと再議決されたら、たまったものじゃない。
投開票日(27日)の3日後、自公政権はガソリン税の暫定税率の再議決を行う予定だ。そのために補選は「絶対に負けられない」と口をそろえるが、それなら一大争点になって当然なのに、違う。
「自民党の山本繁太郎候補(59)の陣営がアピールするのは、土建事業の地元対策ばかりです。米軍岩国基地の民間空港再開とか国道のバイパス造りにインフラ整備。地元選出の安倍前首相や高村外相は“民間空港を造れるのは地域活性化の専門家、山本さんしかいない”と応援で声を張り上げている。暫定税率の再引き上げがいいか悪いかは話題にしてません」(地元関係者)
こりゃあマズイと、民主党は小沢代表に続き、鳩山幹事長、菅代表代行が山口2区に入り、「ガソリン代を再値上げさせていいのか」と訴え始めた。だが、自公は真正面から戦おうとせず、「自民党が負けたら道路予算はこなくなる」と地元首長や土建業界を締め付け、組織戦に徹底である。
「ちなみに自民党の山本候補は、国交省の官僚出身で、例の耐震偽装問題のときの住宅局長。ヒューザーの小嶋社長との面談がニュースにもなった。そんな過去があるから、とにかく自民党は国交省のことや古傷には触れさせまいと、地元対策の話題に限定させる作戦なのです」(永田町関係者)
●ついでに安倍も候補の過去も隠す徹底ぶり
選挙情勢は民主党の現職(比例)・平岡秀夫候補が知名度でややリードだが、10ポイントあった差は7ポイントになり、自民党の争点隠し作戦がジワジワ浸透している。
「とにかく自公にとっては、全国注視の選挙戦にならない方がいい。そのせいか、山本候補を担ぎ出した安倍前首相が、マスコミに注目されるのを嫌って選挙中にドイツへ外遊するようです。“空気が読めない安倍なら戦いやすい”と言っていた民主党も気勢をそがれています」(前出の事情通)
こんな争点のカミ合わない補選を自民党の田舎選挙ペースで終わらせてしまったら、全国の庶民やドライバーは悔やんでも悔やみきれない。
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