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新体制のNHKに対する厳しい見方が続いている。古森重隆経営委員長の「国益発言」に対する反発、福地茂雄会長の手腕に対する疑問など風圧は高まるばかりだ。
強烈なのは古森委員長だ。問題になっているのは、海外向け国際放送では「利害が対立する問題については日本の国益を主張すべき」とする、一歩踏み出したNHKの編集へのあり方に対する考え方である。
これには“身内”と思われていた今井義典副会長までが「編集の自由を大事にさせていただきたい」と反論。さらに、3月末の参院総務委員会では野党議員から「国家主義的発想」といった批判まで飛び出し、民放連の広瀬道貞会長も「国益重視の国際放送は単なる国策放送」と語り、非難が集中している。
その一方で、注目が集まっているのが福地新会長だ。動いたのは先週末のこと。今年1月に発覚したカッパ・クリエイト株の職員によるインサイダー取引の問題で3人を懲戒免職、上司9人を減給にする処分を発表。福地会長は株取引問題に関する「第三者委員会」の結論を待たずに決断したという。「法的にもジャーナリストとしても問題だから処分しやすかった」という声もあるし、放送ジャーナリストの伊勢暁史氏はこういう。
「経営者として悪い部分を排除することは必要です。だが、今回の処分は単なる“トカゲのしっぽ切り”。なぜこんな問題が起きてしまったのかという原因をしっかり究明して下した処分とは思えない。今のNHKは職員の士気が低下して“自分さえよければいい”という空気が蔓延している。当事者を処分する後ろ向きな対策だけではこれからも同じことが繰り返されることになる」
職員の人心掌握には程遠いということか。
最近のNHKの番組作りについては評価する向きもあるが、経営やメディアとしてのスタンスに疑問だらけなのが実情だ。「福地―古森」はNHKでは2度目の財界出身コンビで、古森委員長は任期が短いことから性急な言動に出ているという。しばらく監視する必要がありそうだ。
4月12日10時0分配信
不信感が拡大する一方のNHK・福地−古森「新体制」(ゲンダイネット)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080412-00000001-gen-ent
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