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2008年04月12日
アメリカがこんなに謝る相手は日本だけ!?
米軍関係者の犯罪が引き続き問題になっています。
沖縄では3月に起きたタクシー強盗事件で、すでに逮捕された米兵家族の少年4人に加え、不良行為を行なう少年達に対処する仕事をしていた米軍の憲兵も関わっていたことがわかりました。
神奈川県の横須賀では、タクシー運転手を殺害したナイジェリア国籍の米兵が捕まりました。「殺すつもりはなかった」と供述しながらも殺害は認めたそうです。
この事件を受け、シーファー駐日大使とケリー在日米海軍司令官が横須賀市長に謝罪しました。
(シーファー駐日大使とケリー在日米海軍司令官、アメリカ大使館および在日米海軍のサイトより)
最近では、悲しいことにアメリカ側が謝罪する映像もテレビで見慣れてしまったように感じてしまいます。形だけではなく、もっとちゃんと謝って実効性のある対処をして、日本を守るためにいるわけではない部隊は少しずつでも出ていって欲しいと思います。
ところが驚いたことに、海外に駐留している米軍の関係者が事件や事故を起こした時に、その国に対してアメリカ側がこんなに謝るのは日本ぐらいだそうです。
他の国では謝らないのに、なぜそんなに謝るかというと……、
軍事アナリストの小川和久さんによると、アメリカにとって日本の重要性は、他の同盟国とは比べものにならないそうです。
↓ここから引用
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アメリカは、日本で反米運動が高まっても「じゃあ出ていくぞ」とはいえません。日本に代わって戦略的拠点を提供できる同盟国は世界中どこにもないからです。万一、日本が「日米安保解消」という最悪の方向に向かい、日本から出ていかざるをえなくなったら、アメリカは世界のリーダーの地位から滑り落ちるかもしれない。それほどまでに日米同盟は重いのです。
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↑引用ここまで
(『日本の戦争力』P123より)
つまり、在日米軍はアメリカの世界戦略にとって無くてはならない基地なので、「日本から出ていけ!」と言われたら、アメリカは困るわけですね。
ですから、「日本はアメリカに守ってもらっているから仕方がない」などと卑屈にならずに、言うべき事はもっと堂々と主張するべきなんですね。
ところで、今月3日に放送された『報道STATION』によると、今回、シーファー駐日大使とケリー在日米海軍司令官が横須賀市長に謝罪したのは、8月に予定されている原子力空母の横須賀への配備がスムーズに進むための配慮だ、とも言われているそうです。
(高村外務大臣、そして横須賀への配備が予定されている原子力空母「ジョージ・ワシントン」、公式サイトより)
高村外務大臣は記者会見で
「(原子力空母への)交代はスムーズに行なわれてほしい。そういうことのためにも、こういう事件を二度と起こさないでほしいということを(米側に)言った」
と話していました。
原子力空母の配備のために事件を起こすな、などという理屈は、被害を受けた方の命をないがしろにするものです。
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