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2008年04月10日
小沢民主党の側に立つ
私は4月5日のブログで、日銀総裁人事は、迷走の果てに最悪の人事に終わる事になるだろうと書いた。すなわち、白川総裁ー渡辺副総裁で決着し、日銀が、ますます財務省に屈し、その財務省は自公政権にますます弱くなる事になる、と。
私は自らの予測が外れた事を嬉しく思う。同時に小沢首相の政治決断に驚かされた。そこに彼の覚悟を見た。
ここまで財務省OBを拒否し続けるならば、さすがの世論も反発するだろう。自民党も、小沢のイメージを毀損し小沢批判を加速させてくるだろう。民主党の分断を画策してくるだろう。一部メディアもそれに加担しつつある。
しかし私は断然小沢民主党の側に立つ。
9日の党首討論で、福田首相は財務省OBだけで反対するのはおかしいと言った。メディアは人事を政局に絡めるなと小沢民主党を批判する。
そうではない。財務省OBだからダメなのだ。年金問題といい道路財源の無駄遣いといい、官僚支配を許してきたからこそ今日の行き詰まりがあるのだ。一度それを断ち切らないと、何も変わらないということなのだ。
今度こそ本格的な政権交代を実現しなければいけない。自公政権はこの国を誤らせた。そうであるならば責任をとらせなければならない。政権の座から降りてもらわなければならない。それが政局なのだ。すべてが政局に優先されるべきなのだ。
与党と野党の戦いは圧倒的に与党に有利だ。なにしろ権力を握ってる物が、その権力を決して手放そうとしないからだ。野党はよほどの覚悟がないと戦えない。野党は政権交代の戦いに勝つためには決して妥協してはいけないのである。
そもそも、今の政治は、国民から乖離している。一日も早く根底から叩き直し、国民のための政治を作らなければどうにもならなくなっている。
そのためには一刻も早い総選挙であり、政界大再編だ。その順序はどちらでもよい。はやくそのどちらかが、そして早晩その両方が、起きなければならない。国民の困窮を救うにはそれしかない。
その場合政界が混乱するのは当たり前だ。国民が分裂するのは当たり前だ。
この期に及んでも自公政権を支持する国民がいる。彼らは自公政権で満足してきた者たちだ。自公政権の政策で利益を得てきた者だ。利益を得ないまでも、損をしなかった者たちだ。一言で言えば恵まれている者、余裕のある者たちである。
その一方で日々の生活に苦しめられている者がいる。彼らは間違いなく自公政権の犠牲者だ。彼らの中には、自らの理由で苦しい生活に追い込まれている者がいるかもしれない。しかしそれ自己責任だと政治が言うのは間違っている。
その間違いを公然と言い続けてきたのが小泉政権であった。そしてその後の自公政権は、その小泉政治の間違いから決別できないでいる。福田首相の最大の問題は、彼もまた小泉政治を否定できなかった事にある。
このように考えた時、政権交代が実現するかどうかはまた、小泉政治を否定できるかどうかということでもある。だからこそ小泉元首相が動き始めたのだ。
彼にとっては自公政権などどうでもいい。小泉政治を継承してくれる政権であればいいのだ。だから彼は政界再編に動き出すのだ。そしてその小泉再出動をメディアが追いかける。今でも小泉政治を懐かしむ国民もいる。
私は小泉政治を否定する。小泉政治が日本を破壊してしまった。政権交代は小泉政治を否定する政権交代でなければ意味はない。それができるのは今のところ小沢民主党しかない。私は小沢の側に立つ。
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