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http://mainichi.jp/select/biz/news/20080403k0000m010164000c.html
経済
道路特定財源:与党内に路線対立 一般化求め若手が勉強会
道路特定財源を09年度から一般財源化する福田康夫首相の新提案は2日、与党内の路線対立に発展した。新提案に慎重な道路族に対抗し、若手・中堅が一般財源化などの実現を目指す勉強会の旗揚げに動いた。一部の議員は租税特別措置法改正案などの衆院での再可決に造反する意向までちらつかせている。
勉強会の名称は「福田提案を支持し、道路特定財源の一般財源化を実現する会」。自民、公明両党の若手議員が2日、国会内で開いた準備会合には計37人が参加。代理出席も18人を数え、初会合を3日に開いて活動を始めると決めた。
自民党では棚橋泰文、河野太郎、水野賢一衆院議員ら、公明党からは上田勇衆院議員らが姿をみせた。
水野氏は会合後、記者団に「(民主党と修正で)妥協できようができまいが、一般財源化を推進すべきだ」。河野氏が記者団を前にヤリ玉に挙げたのが、ガソリン税の暫定税率などの使途を道路整備に充てることを根拠づける道路整備財源特例法改正案。河野氏は「来年度から一般財源化するなら廃案にしなきゃいけない。衆院で再可決するなら造反しますよ」とまで言った。
こうした党内の動きを察知してか、この会合に先立ち、大島理森国対委員長が首相官邸に駆けつけた。
福田首相と会談後、大島氏は記者団に「(首相から)参院の審議入りをできるだけ早く行い、その後に政策協議も考えてほしい、しっかりよろしく頼むと。こういう話だった」と説明。野党との修正協議の前提は、政府案そのままで審議を進めることだとの認識を強調した。
さらに谷垣禎一政調会長が2日夕、首相と会談。谷垣氏は会談後、記者団に「暫定税率が切れた状況が長く続いてはいけない。全力で早く解決しようという話だ」と述べた。
自民党内の揺らぎに目をつけたのが民主党だ。道路整備財源特例法改正案の修正に絡めて首相の新提案を評価してみせ、自民党を揺さぶる戦術に出た。
直嶋正行政調会長は2日の記者会見で、同特例法改正案について「『09年度から(一般財源化する)と修正する』ということなら全然内容が変わってくる。(その)修正をしていただくのが一番いい」と述べた。一方で、修正協議に応じるかどうかを問われると「賛成できるかどうかは別」とかわした。
同時に、ガソリン値下げに伴う混乱の収拾にも乗り出した。「混乱(の原因)は政府の意図的無策にある」。菅直人代表代行は2日午前国会内で記者団に力説した。暫定税率の失効前に仕入れた在庫まで値下げして販売したガソリンスタンドの損失を、税の還付で穴埋めするよう財務省に迫った。しかし額賀福志郎財務相は同日午後の衆院財務金融委員会で「余計な混乱が起きる」と拒否した。
毎日新聞 2008年4月3日 2時30分
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