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2008年04月02日
カーブボールの意味を知っていますか?
ここで言うカーブボールとは、大リーグの投手が投げる曲球の事ではない。ブッシュ大統領に嘘の情報を与えてイラク攻撃をさせた、ペテン師のイラク人亡命者を指す隠語のことである。
産経新聞が4月1日から、興味ある連載を始めた。4月4に産経新聞出版から発売される」、米紙ロサンゼルス・タイムズ紙記者ボブ・ドローギン著の「カーブボール、 スパイと嘘と戦争を起こしたペテン師」の抄訳を5回にわたって紹介するという。極めて有意義な連載である。
その第一回目の4月1日の記事には、こんな事が書いてある。
一人のイラク人亡命者からの虚偽情報が・・・ブッシュ米政権のイラク戦争正当化の重要な一端を担った・・・2004年1月29日の朝のことだ・・・電話口に出たのはコンドリーザ・ライス大統領補佐官(現国務長官)だった。「ブッシュ大統領が昼食を一緒にと言っておられます」
(招待客は大量破壊兵器の探査に当たった調査団長のデビッド・ケイ。前日、米上院軍事委員会の公聴会で、開戦時における大量破壊兵器の存在を否定したばかりであった。)
・・・「何がいけなかったんだね?」、「なぜわれわれはこれほどの間違いをおかしてしまったのか?」
簡単な情報収集技術、基本的分析、CIA上層部の指導力、という点で、想像を絶する失敗があったのです、とケイは言った。CIAは「カーブボール」と呼ばれるたったひとりのイラク人情報源に全面的に頼る情報を押し出しました、とケイは大統領に言った。ところがCIAは彼自身を入念に審査することも、裏をとることもしませんでした・・・
ケイは続ける・・・コリン・パウエル(当時の国務長官)は国連でカーブボールのトラックを強調してしまいました・・・しかしカーブボールは嘘つき、ペテン師、とんでもない情報捏造者だったのです・・・アメリカ合衆国は蜃気楼を追って戦争を始めたのです。
米国は大量破壊兵器があったからイラクを攻撃したのではない。それは口実に過ぎない。しかし少なくともその口実が見つかったと思い込んで攻撃が正当化されると喜んだ。その口実さえも、嘘に基づいたものだったのだ。
米国の歴史的誤りが世界にさらされた瞬間である。
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