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投稿者 きっこ 日付 2008.04.01
ジタバタ自民党(笑)
つい、こないだまで、1リットル100円くらいだったガソリンが、原油の値上げによって、どんどん値上りし続けて、ついに150円を突破したのは、去年のことだ。そして、これは、ここ2〜3年の話だ。2005年の1月には、都心の高いガソリンスタンドでも110円前後、安いスタンドなら100円前後だった。それが、このころからジワジワと値上げが始まって、この年の秋には125円前後になり、翌年の2006年には135円を超えた。そして、去年、ついに150円を突破したのだ。
わずか3年で50%も値上がりするなんて、庶民にとったらシャレになんない。特に、仕事で車を使ってる人たちにとっては、もはや死活問題だ。あたしの知り合いの個人タクシーの運転手さんなんか、「仕事をしたら赤字になる」って言って、運転をやめちゃった人もいる。だけど、ガソリン代どころか、高級車から車検費用まで、すべて道路特定財源で支払ってもらってる国交省のお役人たちや、すべて国民から巻き上げた税金でまかなってる政治家たちにしてみたら、痛くも痒くもないだろう。
今、約25円の「ガソリン暫定税」を巡って、与党と野党とで争ってるけど、どんなことをしてでもお役人や天下りどもの利権を守りたいフクダ政権は、「特定財源をやめて一般財源にする」って譲歩してまで、この25円を死守しようとしてる。だけど、こんなことしたって、今までは、国交省のお役人や天下りどもだけが高級マンションに住んだり、高級車を買ったり、ゴルフに行ったり、温泉旅行に行ったり、料亭に行ったり、マッサージチェアを買ったり、高級な釣り竿や魚群探知機を買ったり、他にもいろいろと山分けしてたお金を今度は他の省庁のお役人や天下りどもも一緒になって山分けするってだけの話で、あたしたち納税者がバカを見る図式は、何ひとつ変わらない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、百万歩ゆずれば、マッサージチェアやアロマのセット、フィットネスバイクや囲碁、将棋のセットなどの購入は、「職員たちの健康のため」ってことで目をつぶることはできる。何でかって言うと、少なくとも「職員の施設の中で使うもの」だからだ。だけど、釣り竿だの魚群探知機だのって、ふざけんのもタイガイにしろ!この魚群探知機は、船釣り用の最高級機種で、本体と付属品を合わせると、10万円を軽く超える。そして、この釣り竿は、1本8万円もする高級品だ。その上、収支報告書をには「釣り竿代」としか書かれてないけど、その金額から推察すれば、最高級の電動リールも一緒に買ってるハズなのだ。
ま、普通に考えたら、釣り竿と魚探だけ公費で買って、電動リールだけ自費で買うなんてことはアリエナイザーなワケで、コイツラは、沖釣り用の最高級のフルセットを3人ぶん、あたしたちから巻き上げた「ガソリン暫定税」で買ってたってワケだ。ホントなら満タンにしたいのに、「10リッター」とか「1000円ぶん」とかってガソリンを入れて、必死になって庶民がヤリクリしてるのに、全国のドライバーから1リットルにつき25円ずつ巻き上げて来た「ガソリン暫定税」で、何十万円もする最高級の釣り道具を買い、休日のたびに楽しく沖釣りを満喫してたってワケだ。もちろん、その釣り場まで行く車のガソリン代も、「ガソリン暫定税」から支払われてる。
そして、百億歩ゆずれば、ホントに釣り具を買っただけなら、まだ許せる。だけど、この収支報告書を見ると、「マッサージチェア8台と釣り竿3本で1300万円」て書かれてるのだ。どんな高級なマッサージチェアだって、1台30万円前後だろうし、汎用タイプなら10万円もしない。そして、釣り竿については、さっきあたしが書いたのが、最高級の物の値段だ。そうすると、どう転んでも「1300万円」なんて総額にはならない。それどころか、この10分の1以下の金額で揃えることができる。つまり、コイツラは、白紙の領収書をもらって、そこに何倍もの金額を書き込み、浮かしたお金を山分けしてたって疑惑も十分にアリエールってことなのだ。
で、コイツラがドイツラなのかっていうと、国交省が天下りどもの受け皿として作った、まったく機能してない公益法人の寄生虫どもだ。全国に50以上もある国交省の公益法人は、まさに「天下りどもの巣窟」で、何の仕事もしてない寄生虫どもに、国交省は莫大な税金を垂れ流し、それらのほとんどが「福利厚生費」という名目で、旅行代やゴルフ代、飲食費や遊興費などに消えて行く。たとえば、旅行だけを見ても、分かってるだけでも、2003年から2007年までの5年間で、33の法人が132回もの豪華旅行を繰り返していて、その総額は3億8500万円にも上る。もちろん、これも、30年以上も暫定しっぱなしの「ガソリン暫定税」から、「道路を造るため」「道路を整備するため」として支出されてるのだ。
そして、この旅行代の内わけを見ても、疑問点がマウンテン‥‥って、ナニゲに韻を踏んじゃってラップみたくなっちゃったけど、1泊1万5000円前後の温泉ホテルなのに、収支報告書には5万円だの7万円だのって書いてある。普通は、1泊1万5000円の宿でも、何十人ていう団体で泊まれば、割引になるのが当たり前なのに、コイツラの旅行は、割引になるどころか、通常の宿泊費の3倍から5倍になってるのだ。これがいったいどういうことなのか、どういうカラクリがあるのか、賢明なる「きっこの日記」の読者諸兄なら、簡単に想像できるだろう。
‥‥そんなワケで、これほど次から次へと「税金の私物化」が露呈してるってのに、それでも平然と、この「ガソリン暫定税」を死守しようとしてる与党の目には、物価高騰や不景気に苦しむ庶民の姿などまったく見えていない。与党議員は、自分たちと癒着してる官僚や企業の顔色をうかがってるだけなのだ。そして、「ガソリン暫定税を廃止したら世の中が混乱する」だの、「ガソリンを安くしたら地球温暖化が進む」だのって、トンチンカンな妄言をノタマイ続け、国民を洗脳しようとしてるのだ。
フクダちゃんて、マジでアホか?ガソリン暫定税を廃止したって、ガソリンは25円安くなるだけで、1年前の値段に戻るだけじゃん。ずっと100円前後でガソリンを入れて来た庶民にとっては、これだってまだまだ高すぎるんだよ。155円のガソリンが130円になったからって、毎日のように満タンにして、意味もなく走りまわるような人間がいるとでも思ってるのかね?それ以前に、小麦粉をはじめ、庶民の生活を直撃するような値上げのラッシュで、車に乗ってない人たちだって生活が苦しくて困ってるってのに、フクダちゃんて、ホントに庶民のことなんか何ひとつ分かってないんだね。
そして、何としてでもお役人たちの利権を死守したい与党とは正反対に、民主党の小沢一郎は、「ガソリン暫定税は廃止して、25円は国民に還元すべきだ」って言ってる。これは、「それが民意だからだ」ってことなんだけど、その通りだよね。ガソリン暫定税を廃止すれば、平均して一世帯あたり、年間に「6万円」が戻って来ることになる。つまり、今まで30年間も、お役人や天下りどもを遊ばせるために、あたしたちは毎年「6万円」も巻き上げられてたってことなのだ。
フクダちゃんが、まるで大英断をしたかのようにノタマッた「一般財源化」ってのは、今までは道路族の政治家やお役人や天下りだけでオイシイ思いをしてたガソリン税をこれからは他の省庁の天下りどもにも分け与えてやるってだけの話で、あたしたちが毎年「6万円」ずつ巻き上げられ続けることは何も変わらない。ようするに、フクダちゃんとしては、国民のほうを向いての大英断なんかじゃなくて、所詮は、今まで通りに、永田町のほうを向いての大英断だったってワケだ。そして、この「一般財源化」っていう永田町向けの切り札をアタカも国民のための政策のようにスリ替えて、期限切れで安くなったガソリンをまたまた元の値段に引き上げようとモクロんでるのだ。
フクダちゃんが、ホントに責任感のある総理大臣で、ホントに国民の立場を考えてて、ホントに国民のための政策を打ち出すだけの人格があったのなら、ホントの大英断てのは、30年間もナシクズシ的に続いて来て、今や完全に天下りどもの温床になってしまった悪しき「ガソリン暫定税」を廃止することに他ならない。そして、これができないってことは、その最低の支持率が示してる通りに、一国のリーダーとしての資質などミジンもない無能者だってことだ。
‥‥そんなワケで、何が何でも国民から税金を搾取し続けて、癒着してるお役人や天下りどもにバラ撒きたい自民党とナンミョー党の売国連立政権と、「暫定税で天下りたちを旅行させるくらいなら、すぐに廃止して国民に還元すべきだ」って言ってる野党。あたしは、こうした「国民の生活に直結した問題」については、国会の中だけでギャーギャーやるんじゃなくて、主役であるあたしたち国民に、その判断をさせて欲しいと思ってる。どっちの言ってることが正しいのか、どっちの政策を支持するのかをあたしたち国民に決めさせて欲しいと思ってる。与党にしたって、自分たちの政策がホントに国民のためだっていう自信があるのなら、1日も早く解散総選挙をして、国民に問うべきなんじゃないの?ま、選挙をしたらボロ負けすることが分かってるからこそ、これほどジタバタしてんだと思うけど、どっかの都知事とおんなじで、あまりにも往生際が悪いのは、マジでカッコ悪すぎるよ‥‥なんて思う今日この頃なのだ。
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