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れんだいこのカンテラ時評382 れんだいこ 2008/03/25 18:40
【角栄講話の面白さ考】
角栄の講話、演説に目を通してみて、あらためて角栄の人となりを知った。れんだいこの忌み嫌う宮顕−不破系日共の角栄論に汚染されている者には通用しないだろうが不明を恥じよ。素顔真実の角栄は飛びぬけて値打ちものの人士である。れんだいこは、百年一人どころか稀有の逸材、時空間二千年の大国主の命の再来とさえ考えている。早坂秘書はスサノウの命と例えていたが、それはそれで良いとしても、歴史に照らせば大国主の命と形容するのがより正しいように思う。
角栄の講話、演説に感心するのはまず、かなり生真面目に語る姿勢である。選挙区民に対してであろうが、応援演説であろうが、国会答弁であろうが、外交上のレセプションの場であろうが、常に真剣に語っているように思われる。驚く事は、その草稿をほとんど自分自身で書き上げていることである。他にこのような政治家、首相が居たのかどうかまでは分からないが、かなりの文筆家でもあるということになる。
世間で懐旧するのに、角栄講話、演説の面白さが挙げられている。れんだいこも同意であるが、はっきりさせておかねばならないことは、その面白さは漫談的コミカル性にあるのではない。むしろ落語的で、話しの内容に於ける面白さで際立っている。このことを確認しておかねばならない。
では、どう落語的に面白いのか。これを解析すると次のように云える。角栄は常に、その場に相応しい内容を語り、しかもその内容の質は高い。難易度の高い内容をいとも容易く取り上げ、それを分かり易く説き、えェとかまァとかで間を取りながら、時に聴衆の顔を確認したり睨みつけながら、自身の体験や古来の諺や名言をちりばめて語り、日本人的情緒に依拠して絶妙の例え話で味つけする。講演時間も適宜で短すぎる事も無く長すぎる事も無く、その間聴衆を飽きさせない。
これらが一つになって角栄の話しが面白い。こう受取るべきではなかろうか。付け加えるとすれば、角栄の人民大衆を観る眼差しが温かい。功なり名を遂げて後もいわゆる庶民感覚を保持しており、その上で国家と民族の百年の大計に思いを廻らしている。これが素晴らしい。経済にも政治にも強く思想的にも深い。比肩し得る者がいるだろうか。
角栄が首相時、ニクソンと肝胆相照らし、毛沢東−周恩来と誼を通じ、ブレジネフの舌を巻かした実績を持つ。こういう首相は先にも後にも居ない。訪問国の歴史を学び、逸話の一つも入れて挨拶している。その実際のスピーチは、「角栄演説集」
(http: //www.marino.ne.jp/~rendaico/kakuei/enzetu/enzetu.htm)
で確認すれば良かろう。
人生学院bQ
(http://www.marino.ne.jp/~rendaico/jinsei/)
お引き立ての皆様、リンク替えお願いします。
2008.3.25日 れんだいこ拝
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