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フリーター全般労組の取り組み三月二十日、東京・新宿の管理職ユニオン事務所で、「なめてくれやがった礼はたっぷりさせていただく FxxK関東礦油!GSU(ガソリンスタンドユニオン)連帯集会」が通常使われている会議室にブルーシートを敷いて座り込んで開かれた。今回の組合結成は、テレビカメラが四台も入るなどマスコミにも注目されていた。フリーター全般労組・梶屋大輔副委員長が「フリーター全般労組の組合員は六十人程で約十件の団体交渉を抱えている。ガソリンスタンドユニオンの結成は初めての在職の組合だ。許しがたいことに、三月二十五日にガソリンスタンドの閉鎖と解雇を言い渡されている。今後、東京・仙台・札幌・松本・名古屋・京都・大阪・広島・福岡・熊本でゴールデンメーデーウィーク行動を行う」と主催者あいさつを行った。続いて、コミュニティユニオン、社民党福島党首、NPOもやい、反貧困ネットワーク、ユニオンぼちぼち、派遣ユニオンからの連帯メッセージが紹介された。 次に、鈴木剛さんが闘争の経過報告を行った。 「勝間田・現分会長が今年一月に相談に訪れた。二〇〇七年十一月末日をもって旧経営会社・松田商店がスタンド事業から撤退。関東礦油株式会社に経営が引きつがれる。その際これまでの時給・勤務時間などは変更しないと約束。しかし、一月のシフトより急激な労働時間の削減に遭う。また、松田商店、関東礦油とも割増賃金未払い、雇用保険・社会保険未加入。引継ぎの際、雇用契約書の開示と社会保険の加入を申し入れるも未対応」。 「ガソリンスタンドユニオンは組合員五人。全員アルバイトだがここでの働きで生計を立てている。職場は十一人で八人がアルバイトだ。アルバイトが職場を回している。二月二十七日、組合結成を通知・団交に行ったが、会社役員がいながらもアポをとってくれと失礼な対応をとった。さらに、三月一日にアメリカのサブプライムローン問題などで経営が悪化したとして、三月二十五日、セルフ化にともない、休業・アルバイト全員の解雇予告を郵送で通告してきた。明らかに組合つぶしの攻撃であり、人間の尊厳を取り戻すために闘う」。 勝間田分会長が「会社側はなめた通知書を送ってきた。非常に怒っている。アルバイトの時間を減らし、正社員に残業を増やした。正社員は月三百時間働いているのに、三十時間しか残業代がつかないからだ。店長は何店舗も兼ねていて、そんな中で大ケガをする労災事故も起きている。自分だけの問題でない、自分の店舗だけではない。不正は許せない、アルバイトでも変えさせていきたい。この闘いは第一歩だ」と決意を語った。 次に矢部史郎さんの基調講演と三浦仁士さん(フリーター労組)との対談が行われた。矢部さんは「家事労働や外国人労働者の労働が疎外されてきた。その価値観を変えていく歴史的、思想史的な闘いとフリーターの闘いはつながっている」と提起した。三浦さんは「仕事がなくなり、生活が困るのは働く者の自己責任だとされる。経営者は不必要になったら、簡単に解雇してくる。都合のいい時だけ、スポット派遣のような形で働かせる。こんな身勝手なことはない。恥を知れと言いたい」と語った。 支援の仲間からも大きな期待参加した団体から連帯アピールが行われた。全国ユニオン・管理職ユニオンの安部さん。「どのように闘うか楽しみだ。資金的にもサポートしていきたい」。全労連非正規センター。「勝間田さんがぼくらだけではない、正社員もひどい扱いを受けていると発言したようにピラミッド型の支配を打ち壊す闘いだ。非正規の闘いが非常に重要になっている。ともに闘いたい」。 全石油昭和シェル労組。「関東礦油は特約店のひとつ。十二〜三年前の規制緩和によって、原油の輸入自由化が起こり、四千人いた社員が千人を割る大合理化が進められた。特約店との関係ももともとはビジネスパートナーと位置付けられて、支援をしてきた。今は特約店に厳しくなり、一リットルあたり数円しかアガリがない。ガソリンスタンドだけではやっていけなくなっている。それにもかかわらず、昭和シェルは九百二十七億円の利益を上げ、会長の退職金は数億円にもなっている。夢を持って働ける職場をつくっていかなくてはならない」。 全統一光輪モータース分会。「若い人はおとなしい、怒らないと言われている。そんなことはない。この闘いによって世の中よくなったと言わせたい」。神奈川県央ユニオン。「東林間ガソリンスタンドに電話をした。すると休業に入るが解雇ではなく転勤だと答えた。中国人研修生が残業代時給四百円で十七時間も働かせられる実態がある。経営者のひどい働かせ方を許さず闘う」。 学校事務職員労組神奈川。「学校の中で少数派の組合だがまともな組合だ。労働組合は役立つ。東林間ガソリンスタンドは近くなので、自分の問題として取り組みたい」。このほか、憲法カフェ、連帯労働者組合、アントニオ・ネグリ招へい委員会、東京ユニオンが激励のあいさつをした。 次に、グッドウィルでスポット派遣で働いていた攝津正さんが津軽三味線で激励演奏をした。最後に、勝間田さんが「今日の集会でたいへん力づけられた。第一回の団交の時、アルバイトも正社員と同じ人間だから、きちんとした対応をしてほしいと言ったら、会社側は鼻で笑っていた。こんな会社と闘わない理由はない。困ったなということはあるがつまんない、面倒くさいということはない。やっと当事者になれた。今後楽しんで闘いをやっていきたい」と決意表明した。最後に「勝つまで、がんばろう」とシュプレヒコールで確認した。 (M) |
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