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http://www.amakiblog.com/archives/2008/03/27/#000782
2008年03月27日
目にあまる主権放棄だ
ここまで主権を奪われて、政治家も、官僚も、メディアも、愛国主義者も、誰一人として本気で立ち上がろうとしない。これでは国民は浮かばれない。
横須賀で起きたタクシー自殺事件は、これまでの報道を見る限り誰が見ても米脱走兵の仕業だ。ところが、いまだに日本の警察の捜査が進展していない。情報がすべて米軍に握られたままだからだ。これではタクシー運転手は浮かばれない。家族や同僚の怒りや無念は耐え難い。
報道によれば米軍は脱走の取調べしかしていないという。それどころか本人は殺人を否定し、それが放置されている。
これが日本人の反抗ならば、指紋やDNA鑑定などで直ちに白黒が判明するところだ。なんという無法状態だ。
この事の不当さを、連日本気になって訴えているのは、夕刊タブロイドの日刊ゲンダイだけだ。やっと本日発売の週刊誌一誌が書いた。それも日米地位協定が捜査の壁になっている、という生ぬるいものだ。
おりから、27日に、防衛省が機密を漏洩したとされる自衛官を書類送検したという記事を各紙が一斉に取り上げた。機密が漏れるなどという防衛省の体たらくを弁護する気はさらさらない。
しかし、05年5月に起きた事件がなぜ今頃になって書類送検なんだ。自衛官の機密漏洩がこれまでもくつも行われてきたのに、この事件だけなぜ書類送検か。
それは米国からもらった情報だからだ。それが漏れたことにより米国が怒って日本政府に圧力をかけたからだ。情けないと思わないか。
27日の朝日新聞に出ていた森本敏の次の言葉がすべてを物語っている。
米国の信頼を著しく損なう深刻な事案で、リークした自衛官は厳しく罰せられるべきだ・・・安全保障にかかわる広範な「秘密保護法」を整備すべきで、自衛隊員に限らず議員やメディアなど「防衛情報に接した者」に保全の義務を課す(べきだ)。
森本よ、横須賀タクシー刺殺事件についても法の厳格な適用を唱えてみたらどうか。
日本のメディアよ。政治の混乱を報じるのもよい。「誰でもいいから殺したかった」とうそぶく壊れた若者の事件を報じるのもよい。それらは今の日本の深刻な問題である。
しかし、もう一つの大問題、主権を放棄して米国に全てを預けた今の日本の窮状について、どうして大きく声を上げないのか。国民が押しつぶされている最大の原因がそこにあるというのに。
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