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(http://news.tbs.co.jp/20080325/newseye/tbs_newseye3812864.html)
新銀行東京の内部資料・音声を入手(TBS News i)
巨額の赤字を抱えた新銀行東京への400億円の追加出資問題は、26日、都議会の委員会で採決が行われます。
JNNでは、開業直前の新銀行の内部会議の資料と音声記録を独自に入手しました。このなかでは、都の幹部が華々しく掲げた目標にこだわり、銀行の経営方針に積極的に介入する姿が浮かびあがっています。
「結果的にこのような状態になり、都民に心配をおかけしたことを、大変申し訳ないと深くお詫びを申し上げます」(石原都知事)
新銀行問題の審議が大詰めを迎え、都民に謝罪する石原都知事。これを受け、与党の自民・公明両党は、外部による監視期間の設置などを条件に、予算案を可決させる方針です。しかし都議会は、知事や都の責任も含め、本当に十分な議論をしたのでしょうか?
JNNは、新銀行の内部資料と会議の音声記録を入手しました。3年前に銀行が開業する直前、都側と新銀行側は新銀行の本店でたびたび会議を開いて、詳細な打ち合わせを行っていました。
「政治家の方は政治なんですね。だから、連中は新銀行だの金融庁だのどうでもいいわけで・・・」(声:東京都幹部〔2005年1月収録〕)
銀行の融資をめぐって議員からのプレッシャーを感じ、本音を漏らす都の幹部・・・。
「結局、自民と公明の先生が『新銀行ができれば、みんな貸してくれるんだ』と言いまくっている。間違いなく言いまくってる」(声:東京都幹部)
この「打ち合わせ会議」は、新銀行側のトップが仁司泰正氏。そして、東京都側のトップは新銀行設立本部長の津島隆一氏。
「突撃するような気持ちで、4月1日(開業日)にいって、後でいろいろと対応できないということになったときの傷というのは、大変な傷になるはずですので・・・」(声:新銀行・津島隆一設立本部長〔当時〕)
「開業に向けた準備が遅れている」と、銀行側を問いただす津島氏ら都幹部。
「これはもう『銀行の問題です』と言われたってですね、苦情は東京都にぐちゃぐちゃに来ますからね。本当に大丈夫なんですか?」(声:新銀行・津島隆一設立本部長〔当時〕)
「新銀行のマスタープランを取りまとめましたので、申し上げます」(石原都知事〔2004年2月〕)
都が2004年2月に発表した新銀行の運営指針、「マスタープラン」。そこには、開業からの3年間で経常黒字54億円を達成するなど、華々しい数字ばかりが並んでいました。しかし、 その後の現実はこの数字をはるかに下回るものでした。
内部資料からは、すでに開業前の時点で、銀行側は金融庁にはマスタープランとは違う数字を説明していたことも読み取れます。 しかし東京都側は、あくまでもマスタープランの数字に強くこだわっていました。
「金融庁へ説明した数字が中心となって走ってしまい、マスタープランの数字と社内的な目標数値があまりにも乖離することとなると、出資者(都)としては耐えられないこととなる」(津島設立本部長〔当時〕の発言〔2004年11月〕)
中小企業への融資の問題に詳しい専門家は、こうした都の姿勢をこう批判します。
「現実の方に計画を合わせていくというよりは、計画に現実を何とか合わせてくれというやりとりの感じがしますね。これが非常に、結果的に現場のノルマ的な運営につながったという可能性はありますね」(立教大学経済学部・山口義行教授)
当時、都の銀行設立本部長だった津島氏は・・・。
「旧経営陣の極めて不適切な業務執行により、多くの不良債権を発生し、経営を悪化させた」(津島隆一代表取締役〔今月10日〕)
今は新銀行の代表執行役となり、責任は仁司氏ら旧経営陣にあると主張しています。津島氏に入手した資料をぶつけました。
「職場できちんと受けますから。(Q.ブリーフィングメモを見てください)ブリーフィングメモ?(Q.都の意思がプレッシャーとして銀行側にあったのでは?)仁司さんはプレッシャーはなかったと言っているんですから。(仁司さんは)自分は自分の意思といっているんですから。マスタープランにその責任を覆いかぶせるような言い方はおかしい」(津島隆一代表取締役)
都民に400億円の負担を迫る新銀行問題の委員会採決は、26日午後、行われます。(25日17:40)
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