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(回答先: 全面対決で今度こそ決着をつけてもらいたい(天木直人のブログ) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 3 月 26 日 11:55:25)
http://www.amakiblog.com/archives/2008/03/26/#000781
2008年03月26日
姿が見えない外務省
ここ当分の間、防衛省や国交省や厚生労働省などが引き起こした問題がマスコミに騒がれ、その影に隠れて外務省の仕事振りが注目されることはなかったが、実は外交不在の状況は深刻だ。
26日の毎日新聞と東京新聞の記事がそれを教えてくれた。
毎日新聞は、国内政治で苦境に立つ福田首相が、実は得意の外交でもまったく成果が乏しいと、次のように書いている。
・・・「きちんとやるべきことはなされている。7月のサミットなどでリーダーシップがますます発揮されることを期待する」
藪中三十二外務次官は24日の会見で(こう)語ったが、外務省内には「『外交マジック』は効かない」という悲観論が広がっている
・・・日米同盟に関連する安全保障論議は進んでいない。
政権浮揚のカギとみられた日中関係も・・・ガス田開発問題は先送り。1月末にはギョーザ問題 が起こり、3月にはチベット暴動が起き、5月の胡主席来日を控え対応に苦慮している。
対話路線に軸足を転換した対北朝鮮外交でも膠着が続く・・・4月13日に期限切れを迎える 対北朝鮮経済制裁は再延長が避けられず、北朝鮮の反発は必死だ・・・
東京新聞「国際デスクから」はもっと核心をついている。外報部嶋田明浩記者は、今どき、「知らしむべからず」でもなかろうが、外務省が絡むトラブルでは、ことの経緯や責任の所在がまったく国民に明らかにされない、と次のように書いている。
・・・ガス田問題などを抱える日中関係でも「信頼関係を損なうようなことになっては・・・」が外務 官僚の口癖だ・・・昨年12月には「日中ハイレベル経済対話」の共同文書を、中国は勝手に一部 削除して発表した(が、外務省の説明は不明なままだ)。今月中旬、北京の裁判所が日本の外務 省幹部らを「スパイ」と認定する判決を出したと報じられた際も、高村正彦外相は「判決内容を知っ ているか否かも含めて答えを差し控えたい」として、反論の姿勢を示さなかった。
そこへ今月20日に持ち上がったのが、東大などで講演が予定されていたイタリアの政治哲 学者アントニオ・ネグリ氏の来日中止・・・査証申請手続き問題の当事者である外務省は、「直前 までネグリ氏の来日予定を知らなかった」という・・・今回もまた責任が明確にされないまま、著名 な学者の入国を拒んだとして日本の威信は傷ついた。
外務省の置かれている状況は深刻に違いない。
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