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http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2008-03-25 から転載。
3月24日(火) 正直言って訳が分からない [内閣] [編集]
正直言って訳が分からない。予算関連法案の審議をなぜ拒否するのか。
福田首相は、官邸で記者団の質問に答えて、民主党の対応についてこう言ったそうです。訳が分かりませんか。それは税制改正関連法案を強行採決したからです。こうなることを覚悟しての強行採決ではなかったというのでしょうか。
日銀総裁の候補として武藤副総裁を提示し続け、民主党などに拒まれたときも、こう言いました。「訳が分からない」と……。
武藤さんでは財金分離に反するからダメだと民主党が言い続けていたのに、福田さんには全く届いていなかったというのでしょうか。この当事者能力のなさには、呆れてしまいます。
呆れたのは、私だけではないようです。読売新聞社が15〜16日に実施した全国世論調査(面接方式)では、福田内閣や福田首相の実績を「評価する」という人は、「大いに」と「多少は」を合わせて34%にすぎませんでした。
逆に、「評価しない」は「あまり」「全く」の合計で64%にも上っています。政府寄りの読売新聞の調査でも、六割以上の人が「評価しない」というのです。
内閣支持率も3か月続落の33.9%と三割台割れ目前です。テレビ朝日系のANNの世論調査(22、23両日実施)では24.7%と三割を切り、赤信号がともっています。
福田首相がどういう政治を目指そうとしているか「よくわかる」と答えた人はたったの9%だと言います。「よくわからない」との答えが89%に達しました。
これは、すごい数です。九割近くの人にとって、一国の指導者がどういう政治を目指そうとしているのか「よくわからない」というのですから……。
福田さんの発言を聞き、世論調査の数字を見た国民の多くは、おそらく、こう言いたい気分でしょう。
正直言って訳が分からない。福田さんが、なぜ首相であり続けられるのか。
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