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◎ 政 治 ◎ 二世三世議員と仙人
2008-03-23 22:30 by 城内 実 ・ カテゴリ» ピックアップ, 政治
私には4月から小学校3年生、1年生になる二人の息子がいる。その二人の息子がたとえ父親の私の後を継いで政治家になりたいと言っても絶対に自分の選挙区から出すようなことはしない。政治家は家業でななく、あくまで地域の代表であるからだ。有権者約30万人の中で自分の子供が一番最適の後継者であるという確率はどれだけなのか。ものすごく低いと思う。
徳川時代ではないのだから、二代、三代、四代と血縁だけでしめるというのはいかがなものか。私の息子がどうしても選挙に出たいというのなら、他の政党から出馬して父親を倒すか別の選挙区で全て自分の力で親の助けなしで出るかのどちらかである。
私も地盤、看板、かばんもないなか、無謀にも五年前に外務省を辞めて、徒手空拳で地元静岡七区(当時は九区)の公募に応募して予備選挙に出た。そこらへんの経緯は城内実関連文章の「人生の失敗」を参照願いたい。
既得権益がけしからんというのであれば、国会議員の二世、三世議員こそ既得権益ではないのか。それは親父が大事にしていた、しがらみや利権を引き継がなければ、そこにぶらさがっていた連中の既得権もなくなるわけだから大事にするわけだ。
確かに、私が尊敬する二世、三世議員も大勢いる。しかし、テレビにちゃらちゃら出ている某参議院議員(二世)やら、アメリカ型の広報戦略(愚民化政策)にたけている同じく某参議院議員(二世)のような連中が日本の顔としてお茶の間をにぎわしている。世も末である。国民もなめられたものだ。ルパン三世、ルイ十四世もびっくりである。
私の息子は議員にしたくない。本当に命がけで国家国民のために活動するのであれば、タブーも避けて通れないし、人権擁護法案(=人権侵害糾弾ゲシュタポ法案、ネット規制表現の自由圧殺法案)や郵政民営化法案(=郵政米営化「日本売り」売国法案、カイカク利権屋国民奴隷化法案)のようにそのからくりや真相を世論に問うようなことをすれば、命がいくつあってもたりない。父親としてかわいい息子にそんなことをさせたくない。こどもたちには将来子だくさんの平和な家庭を築いてもらいたいからだ。
私も国家国民のためにこのあと一世一代の大仕事をさせていただいたら、一切の肩書きを捨てて、さっさと祖父母の生まれ育った山奥に隠棲して世俗との交渉を絶って、晴耕雨読の仙人のような暮らしをしたいと思っている。できれば50代後半くらいで。何を隠そうこれが私の夢である。私はやると言ったらやる。おカネという紙切れのフィクションの世界ではなく、自然の中で田畑を耕して、先人のご苦労に思いを致しながら、自給自足の生活をする。それまでに命があればの話であるが。
このブログの読者のみなさまに改めてお願いする。この身が朽ち果てようとも、ただひたすら、「後に続くを信ず」。
参考:「小畑くにおログ」、「新三ログ」 、「喜八ログ」、「酔夢ing Voice」
城内 実
2008/03/23 23:07:30
本ブログの内容についてみなさまのご意見(ご批判も含む)をお待ち申し上げます。城内実
長崎在住
2008/03/23 23:18:07
大変感銘を受けました。
言葉に噓がないからだと思います。無論、内容がすばらしいからこそでが。
日ごろ噓にまみれたマスコミや政治家の空疎な答弁、あるいは
噓を平気で突き通す強欲な人々の姿を見るのに辟易していたせいもありますが、それを抜きにしてもこれだけ清清しい真情の吐露に触れたのは本当に久しぶりだと思いました。
一方で自分の身を省みて恥ずかしくもなりました。こんな偉そうなことを言いながら、自分も生活で必要になる以上のお金が欲しいと思ったり、楽をして暮らしたいと、ふと思うことは毎日のようにあります。
本当に人のことを批判するとしたら、一度、その気になれば特権を享受できる立場になり、そこでそれを否定できたとき、初めてその資格を得ることができるのだと思います。その意味では自分にその資格があるとは思えません。
郵政民営化に議席を失うリスクを負ってまで反対し、今なお後悔どころか、今も国民生活のことを本当に案じておられる先生は、その資格を持つ数少ない人間の一人だと思います。
このような理想を持つ方が、一日も早く国政復帰、さらには政権の一角を担われる日が一日も早くくることを祈らずにはいられません。
南京ペディア
2008/03/23 23:43:58
確率論で考えますと、城内様のおっしゃる通りだと思います。
ただ、↓のように美人がダントツの投票数で当選とかみると、投票する側に問題が有りすぎるように感じてたりします。
・「青森県八戸市の市議会議員・藤川優里さんが美人すぎる」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1082372.html
闘う警察ノンキャリア・尾形総一郎
2008/03/24 0:25:33
城内先生!先生のライフワークはひょっとすると、我々に戦後から連綿と受け継がれている、WGIP(War Guilty Information Program)の洗脳を解く事と、サヨクの偽善を暴く事なのかもしれません。
現状の日本を考えると、サヨクはまだまだ執念深く生きてます。
小泉チルドレンの中には、当選直後に憲法の講義を受け、こんな言葉をのたまった方もいます。「難しかったわ!」(おばさんです。)
その口調はまさに「私にはさっぱり訳が分からなかった」事が丸出しでした。
その他、国会議員になったらBMWが買えるだの、もっと呆れた事例になると、人権擁護法についてブログで聞かれたら、何も応えずにさっさと質問を削除する議員まで!
間違っている事を素直に「間違っている」と指摘している城内先生。
ぜひとも、本当に是非とも、国政に返り咲いて下さい。
先生のライフワークは、まさにこれからです。
先生がライフワークを達成した後、先生が隠居後に耕される田畑に、遊びに行かせて頂いて、宜しいですか?
おばさん
2008/03/24 0:50:48
きうちさんの言ってる事は正しいが山本一太の事とわかるので仕返し恐いから止めたほうがいいと思う。
匿名
2008/03/24 1:20:27
地元後援会の方々の先生への思い、私は知っています。昨年のシンポジウムで聞きました。理ではなく心でした。
オカヨ
2008/03/24 7:51:50
S耕は3世ですよね。うーん、I太とあと1人は誰だろう?
学生
2008/03/24 8:53:03
城内先生のような方がいることに、深い感銘を受けました。
日本には先生を応援している若者が大勢いると言う事を忘れないで下さい。
五国民
2008/03/24 10:30:17
政治思想とは関係ないと思われるかもしれませんが・・・
江戸時代と現代の間に夏目漱石がいます。日本のサムライ時代と現代の間に日本精神を欧米文化に対抗できるように展開させたのが夏目漱石です。
–
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=933&pgh=0&t=6、より
###以下引用###
「近頃自我とか自覚とか唱えていくら自分の勝手な真似をしても構わないという符徴に使うようですが、その中にははなはだ怪しいのがたくさんあります。
彼らは自分の自我をあくまで尊重するような事を云いながら、他人の自我に至っては毫も認めていないのです。」
(夏目漱石「私の自分主義」より)
—————————————————
夏目漱石は、「吾輩は猫である」から一貫して、金力、権力へ抵抗し、西洋近代文明を疑い、民衆の奴隷性を批判した。
–
漱石は「文明の社会」は「血を見ぬ修羅場」であり、「博士・法律・金・物質的」といった近代的な権威、権力への対立が、その文学のテーマの一つであった。
–
■■■漱石の自己本位
・・・・・
漱石には、危機感があった。
それは盲目的な西洋追従への危機感である。
–
当時の日本社会全体が、圧倒的な優位にあった西洋文明一辺倒になっていくのを見て、そのような風潮に流されていく自分、社会を確立し、律するための対抗原理として、「西洋」という「他人」本位への対立概念として、自己本位を掲げたのである。
–
そこで言う自己とは、単なる個々人のことを指すのではない。
日本が文明開化の激流に耐えるために、確固として持ち続けなければならない民族としての自負である。
漱石文学に一貫して流れるのは、西洋人の「尻馬にばかり乗って空騒ぎをしている」日本人への警告なのである。
–
漱石は自著の中で、こう言っている。
「西洋の理想に圧倒せられて眼がくらむ日本人はある程度に於て皆奴隷である」(「野分」)
–
■■■漱石の個人主義観
最後に、漱石の個人主義に対する考え方であるが、「私の個人主義」の中で繰り返して唱えられるモチーフは、個人主義をいかに律するか、自分と社会、あるいは国家との関係はどうあるべきか、というテーマである。
–
「もし人格のないものがむやみに個性を発展しようとすると、他を妨害する、権力を用いようとすると、濫用に流れる、金力を使おうとすれば、社会の腐敗をもたらす。ずいぶん危険な現象を呈するに至るのです。」
–
###引用END###
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◆ 驚くべきことに21世紀初頭の今日でも、夏目漱石の言葉は意義を失っていません。
–
◆ 保守もリベラルも、日本の国会の多くの議員は、夏目漱石の目から見れば、まだ、世界をリードできるような日本人になっていない。(ただし、日本の文化・産業・平和主義は世界の市民から尊敬されている)
–
◆ 救世主イエス曰く「兄弟をバカだと言ってはならない」
—–
くま3
2008/03/24 10:49:52
職業政治家って奴ほど世の中を知らない奴が多いんですよね
県内にも親の力で就職できてタナボタで二世議員やってる人も
いますし・・・・
どこかの地方議会には議会開催日と議長が認めた公務日のみ
歳費を支給するってところがありましたよね
すべての議会をそうしてもらいたいと思っています
利権構造に組み込まれない・本当に国を創りたいと
思ってる人だけで政治をしてもらいたいです
小心者
2008/03/24 19:17:24
正直申し上げて少し前までは先生のことをよく知らないばかりか選挙区が関係ないのですが小泉チルドレンとの戦いをテレビで見て先生が落選して良かったとさえ思っていました。しかし考えが変わったのはテレビに不信感を持つようになってからのことです。それは自分の主観なのかと思いましたがネットでマスコミのうそがわかってきて・・・。マスコミに流されて選挙で投票していた自分が結果としてだまされていたような気分です。
チベットの問題は他人事のようには思えません。人権擁護法案や外国人参政権を通してしまって日本がチベットと同じようになってしまうのではと心配しています。安心して暮らせる社会というのは崩壊してしまうのでしょうか?理想はあっても現実は綺麗事だけではすまされないような気がします。
先生にお願いしたいのは今こうしてネットで自分の考えを伝えられるようになりましたが今までこんな名も無き庶民の話を聞いてくれる機会はほとんどありませんでした。だから一コメントであっても見て欲しいと思います。そして選挙区は違っても城内先生に投票することはできないのでしょうか?本当に応援したい先生のような方が地元にいないのが残念でなりません。
kisaragi
2008/03/24 21:00:50
城内先生、その心意気に感銘を受けました。
先生のような心意気を持った議員が日本に大勢いればもっといい国になるんでしょうね。
某参議院議員は本当に鬱陶しいです。テレビに出ては知った風に語る。
何と言うか彼らの言葉は空疎で《心》に全く響きません。
これからもお体に気をつけてがんばって下さい。
Ray@mixi
2008/03/24 21:19:16
一世一代の大仕事、50代後半迄になんとかなりそうでしょうか。
先生の後に続く若い方次第かも知れませんね。応援しております。
城内 実
2008/03/24 21:55:15
>4.闘う警察ノンキャリア・尾形総一郎様へ
まだこれからいろいろありますが、隠居したら一緒に田畑を耕して、休憩時間においしいお茶でも飲んで一服しましょう。
みなさま、コメントありがとうございました。城内実
日本は自立すべき
2008/03/25 1:01:31
国会で折り紙したり居眠りしている議員なんかを見ると、税金を納めるのが馬鹿らしくなってきます。
確かに与党が圧倒しているような場合、国会は出来レースかもしれませんが、議論をする気が無いのなら、国会を開くだけ税金の無駄です。
国民はそんな為に血税を払っているわけではないということを、議員の方にはもっと自覚して欲しいですね・・・
二世三世議員ともなると、生まれたときから税金で生活してるわけですよね。
(もともと金持ちなのかもしれませんが・・・)
そんな人たちが、どれほど税を払うということを分かっているのか・・・
闘う警察ノンキャリア・尾形総一郎
2008/03/25 6:45:16
城内先生、おはようございます!有難う御座います!先生と田畑を耕せる日が来る事を、私も本当に楽しみにしております。
間違っている事を間違っていると正面から指摘し、ハッキリと、そして凛とした国家が確立した後、先生と飲むお茶は、きっと美味しいだろうと思います。
日本がそんな国家となってくれる事を、日々祈ってます。
応援していますよ、城内先生!
七国民
2008/03/25 10:37:44
以下、http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2497951.html、より
###引用###
質問:何故、日本の国会議員には二世・三世議員や官僚出身者が多いのか。
・・・・・
回答NO.5:
データについては、他の方の回答資料が詳しいので、そちらを参照してください。
–
それから、二世議員・三世議員が多い理由についてですが、日本では政治家というと、すぐ利権や汚職というイメージが湧きやすいですが、基本的に今の政治家は儲からない職業です。
–
政治活動をまじめにやればやるほど、入るより出るほうが多くなります。
–
したがって、政治家になるには、自分が稼がなくても大丈夫な家の出身である人(二世議員・三世議員)、もしくは労働組合のOBなどで稼がなくても組織に養ってもらえる人、あるいは自分で稼いだ財産があり、また知名度が高いので金をかけずに政治活動ができるタレント議員でないと、議員を長く続けることは難しいと思います。
–
No.3の方の回答で、『小選挙区制によって小地域ごとに威をふるう二百ほどの「家系」によって国会が寄り合い維持されている』とありますが、これを無くすには、議員候補を地域から立てるのではなく、全ての選挙区で落下傘議員を立候補させることで、問題の解決が可能です。
前の小泉政権が、郵政解散選挙で落下傘候補を大量にたてましたが、イギリスではあれが常態化しているそうです。
–
地域に根付いた選挙でなくなれば、二世・三世議員の数はかなり減るかと思いますが、安倍さん・麻生さんのように二世・三世議員で優秀な政治家も多数いるので、単純になくせばいいという問題でもないかと思います。
–
###引用END###
–
◆ ボスに逆らえば職場、地域、組織、政党、一族から追放され路頭に迷う。そして、ボスたちがかつぐのは実績と信用のある家系の子弟か、官僚・弁護士・医師・学者・メディア関係者、政経塾出身者、外資系エリート社員です。それは、仲間意識です。特権とカネへの信仰です。(一世代前には旧制中学も出ていない田中角栄氏が総理になったこともあった。ただ、その子女はアメリカに留学している)
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◆ 救世主イエス曰く「神は『お前は俺たちの仲間ではない』と言われた人々を愛する」
城内実のとことん信念ブログ
http://www.m-kiuchi.com/2008/03/23/niseisanseigiinnorhermit/
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