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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008032302097616.html
2008年3月23日 朝刊
イージス艦と漁船の衝突事故など相次ぐ不祥事を受け、首相官邸、石破茂防衛相、自民党が防衛省改革で主導権争いを演じている。それぞれの思惑の違いが表面化しており、成案づくりは調整難航が必至だ。
防衛省改革は現在、政府・与党内の三カ所で議論されている。▽テーマ別に設置された防衛省の内部組織▽昨年十二月に発足した、有識者らでつくる政府の「防衛省改革会議」▽今月十九日に設置された自民党安全保障調査会の小委員会−だ。
しかし、ちぐはぐな対応を見せている。
石破氏は昨年十月、インド洋での給油量訂正隠ぺい問題などを受け、文民統制の徹底に向けた組織改革に着手した。
しかし、守屋武昌前事務次官の汚職事件など不祥事が相次ぎ、防衛省には自己改革ができないと判断した首相官邸は、政府の改革会議を発足。
にもかかわらず、福田首相はイージス艦衝突事故を受け、石破氏に組織改革の推進を指示したため、首相のお墨付きを得た石破氏は、省内に新たな特命チームを作り、自らの手による改革実現に再び意欲を示し始めた。
石破氏の構想は、内局(背広組)と各幕僚監部(制服組)を統合し、▽防衛力整備▽運用▽国会対応・国民への説明−の機能別に再編する急進的な組織改革案。
これに警戒感を強める自民党側は小委員会で、四月中にも改革案を取りまとめる方針を決めるなど、石破構想が既定路線となるのを避けようと躍起となっている。
(古田哲也)
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