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最近、またまた素敵な労働組合が結成された。それは「ガソリンスタンド・ユニオン」。20代のバイトの若者たちで結成された組合だ。 が、会社に組合の結成を通知し、団体交渉を申し入れた3日後、組合員に解雇が通告される。解雇理由は「サブプライムローンの破綻による世界的な景気後退予測の強まり」……。ガソリンスタンドユニオンの連帯集会の告知文には「アルバイトにサブプライム問題の責任を取らせようとするなど勘違いも甚だしい」とある。 昨年からのガソリン価格の高騰で、今、多くのガソリンスタンドはセルフ方式に変わっているという。そこで真っ先にクビを切られるのがバイトだ。というか、ガソリンスタンドや多くの飲食業はほとんどバイトで回しているようなものなのに、彼らは業績悪化であっさりとクビを切られてしまう。そんな状況に黙っていないで立ち上がった若者たち。 一昨年くらいから多くの若者が全国各地で同時多発的に立ち上がり、フリーターでも1人でも入れる「インディーズ系労組」を次々と結成しているわけだが、そんな姿を見て、自分たちも始めようと労組を訪れる若者たちは後を絶たない。行くたびに新しい顔ぶれがいて、次の「反撃」の作戦を練っている。そこはいつも、はちきれそうな熱気に満ちている。 少し前まで、若者たちは不安定で貧乏な自分を責め、人に責められ、世間からはバッシングされ、そうしてたまりにたまった怒りを、自らを傷つけることなどに向けてきた。自分だけが悪いわけではないような気もするけれど、一体誰が悪いのかわからない。怒りと苛立ちに自家中毒を起こした心は「自分内・内ゲバ」のように彼らを蝕む。そう、私たちはずーっと自分自身と不毛な内ゲバをしてきたのだ。 しかし、私たちは見つけた。人を1人でも多く蹴落とすことばかりを子どもの頃から叩き込まれてきたけれど、そうじゃない生き方もあるのだ、と。「連帯」や「団結」という、「競争」を強いられてきた私たちから一番遠い言葉はあまりにも新鮮で、そんな純度の高い「連帯」は、競争社会で傷ついてきた若者たちだからこそ、輝いて見えるのかもしれない。 |
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