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香港では、どちらに原因があるか調査してから輸入を禁止するなどと悠長な、消費者を危険にさらすことは絶対にしない。
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投稿者 TORA 日時 2008 年 3 月 21 日 16:26:49: GZSz.C7aK2zXo
 

株式日記と経済展望
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香港では、どちらに原因があるか調査してから輸入を禁止する
などと悠長な、消費者を危険にさらすことは絶対にしない。

2008年3月21日 金曜日

◆チャイナ・ハンズが見る日本 3月21日 プロの視点
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/suzuoki/index.html

中国製ギョーザ中毒事件に関し何人かの香港人に同じことを聞かれた。「日本は中国製品を執拗に調べては『毒入り』と発表する。中国を貶めるのが狙いか」――。
香港なら直ちに輸入禁止

 こう言われた日本人は「とんでもない」と答えたうえ「やはり香港人も中国人。身贔屓だな」と内心思う。だが、話を進めるうちに身贔屓どころか香港人の中国に対する厳しい見方と処し方、さらには自らの稚拙さに気がついていく。

 では、香港で中国製の危ない食品が発見されたら香港人はどう対応するのか。香港政府は直ちに中国からの輸入を禁止する。中国側が状況を改善したと判断できた後に輸入を再開する。しかし、検査の手は緩めない。ただし、中国現地での原因究明――犯人探し――にはさほどこだわらない。

 輸入禁止措置をとらず、まず「中国政府と共同で原因調査に乗り出す」と宣言した日本とは百八十度、対応が異なる。なぜだろう。

 香港と日本の対応の差は、中国という国への基本的な認識の違いによる。香港人は「食品に毒物が混入するのは中国ではよくあること」と考えている。だから、中国側か香港側かどちらに原因があるか調査してから輸入を禁止するなどと悠長な、消費者を危険にさらすことは絶対にしない。

 そして「中国では当たり前」だからこそ「現場での原因究明」にも固執しない。仮に、ある企業で原因が判明して「改善」したとしても、どうせほかの企業がまた似たような危ない食品を送ってくる。そもそも中国政府、ことに企業と癒着した地方政府が本気で原因を調べるかは怪しい。

 このため厳しい検査体制を自前で敷く。危ない食品を水際で防ぐとともに「厳しい検査をしているからいい加減な製品を送ってくると損するぞ」と中国企業に対し警告を発するためだ。

 香港から見れば、いや、世界の常識から見て日本は変わった国なのだろう。だから、香港人は以下のように考えて、日本の政治的陰謀を疑うのだ。

 「中国側に原因があるに決まっているのに、ことさら調べ続けては中国犯人説を何度も唱える日本。中国のイメージを悪化させようという政治的目的からに違いない」――。

 「食品のことだから『疑わしきは罰する』のは当然。なのに、輸入を続ける日本。本当は日本側に原因があるのではないか。それで、あえて中国犯人説を大声で唱えるのではないか」――。

「変われない」中国

 「家庭で調理する前に、野菜は長時間水に漬け、農薬を抜く」――。

 「食堂でも、あまりにきれいに光った野菜は食べない」――。

 野菜から卵、肉、調味料と食品のほとんどを中国産に頼る香港に住む人々の自衛策だ。気をつけていても時々、残留農薬や殺虫剤によると思われる痺れに見舞われ、会社を休む羽目に陥る人が出る。

 農薬中毒は“本場”中国ではさらに深刻だ。「午後の操業が再開できないことが時々ある」(広東省の日系企業の工場長)。昼食に使った野菜に農薬が混入しており、それを食べた作業者が手足の痺れを訴えるからだ。

 「班長は直ちにラインを止め、作業者に大量のお茶を飲ませる」といった農薬対策をマニュアル化している工場もある。細かな手作業を行う組み立て工程では、痺れを放置すると不良品が多発するからだ。

 中国人も中国の食品や農産物が危ないことは十分に知っている。一連の騒ぎの中で、山東省にある日系食品工場が製造した肉まんから殺虫剤が検出された。これに関連し中国の食品検査当局は「野菜を仕入れる過程で日本企業の検査が十分ではなかった」と声明を出し「日本の失策と責任」を強調した。もっとも、この声明こそは「中国産の野菜は危ない。検査もせず使うのは非常識である」という中国の常識を問わず語りに語っている。

 分かっている中国人は分っている。「中国産は危ない」ことだけではなく「この問題は容易に解決しない」ことをだ。

 中国農業の専門家は言う。「農薬や殺虫剤の乱用がどんな結果を招くか、農民にはまったく認識されていない」。「農民を教育すればいい、と簡単に言う日本人が多いが、識字率が低く教育は容易ではない。そもそも自分が置かれた不平等な状況にも目を開かせる『知識』を、農民が学ぶことを政府が望むかは疑問だ」。

 工場の中でも同様だ。多くの日系企業では健康管理と品質向上のため、作業者に対し「食事の前後の手洗い励行」を教える。だが、永年の習慣は変えがたく、品質に影響が出ない限り「手洗い」の定着をあきらめる企業が多い。

 「中国の危なさ」が容易に解決できるのなら、中国人は日本政府の発表にこれほどには反発しないだろう。だが自身の「危なさ」を簡単に解決できないこと知っているからこそ、中国人は「日本がそれを知った上で、中国の弱点をつついて楽しんでいる」と思って憤り、中国政府もことさらに「中国に責任はない」と強調する。

日本の「ほめ殺し」

 日本政府にしてみれば「現地調査もせずに、原因は中国にあると決めつけるべきではない」という“日本的正論”を基に対応したつもりだろう。「危ない食品を売るのは一部の不心得者だけ」という“日本的建前”もあったのだろう。

 日本側の調査結果を示せばそれを基に議論を進められる、と中国を常識ある先進国並みに扱ったつもりでもあったのだろう。中国国内の問題点を発見すれば、それが本当に安全性問題の解決につながる、と思い込んでもいたのだろう。

 でも「ほめ殺し」にも似た日本の対応は、思いがけない中国の反撃を引き起こし、日本でもそれに対応して中国に対する侮蔑感が一気に噴出した。香港のように中国の現実を見据えた対応に終始していれば、こんな混乱は起きなかったに違いない。

 自他共に親中派を認める福田政権にしてみれば、中国の不興を買わないために「まずは共同調査」という手順を踏んだのかもしれない。だが、その発想自体が、親中派が金科玉条のように唱える「日中友好」を大きく損ねた。

 一方、反中派。彼らからは「これで日本人もようやく中国の本質に目覚めた」と喜ぶ声が聞こえてくる。この事件を期に、すでに高まっていた日本人の反中感情が定着しそうだからだ。

 だが、外から見れば、日本の対応は物笑いの種になっていこう。限りなく中国がクロに近いのに「共同調査体制」を採ったため、現段階ですでに日本は「引き分け」まで押し返された。日中双方が「相手国に原因がある」と主張し、がぶり四つで組み合ったままになっている。

 現在、アジア観察者が交わす議論の定番は「傲慢さを増す中国に対し、どの国がどこまで対抗できるか」だ。北京の病院で外交官が不自然な死に方をした韓国。疑惑を残しながらも韓国政府は結局、中国の言い分通りに「医療ミスではなかった」と発表した(「韓国の不安」=2007年10月1日参照)。観察者の多くはこの事実をもって「韓国はついに中国の勢力圏入りした」と結論付けた。

 最近、中国を専門とする各国外交官の集まりで、韓国の外交官がその弱腰を嘲笑される「事件」も起きた、と関係者は明かす。でも「ギョーザ事件」を見ると日本も他人を笑えない。

香港人になれるか

 香港人は皮膚感覚に優れたチャイナ・ハンズだ。自身が、あるいは両親かその親が大陸出身であり、今も中国と何らかの関係を持つ人がほとんどだ。だから、日本人に対し「香港人ほどに中国の現実と中国人の生理を知れ」と言っても、それは無理というものだろう。だが、日本で売られる冷凍ギョーザの多くが中国製であることが示したように「中国の影」は日本にどんどんさしかかる。

 「せめて、それに見合って『中国』を知らないと、日本はますます国を誤る」。ギョーザ事件を香港から眺める日本人はこう思う。

(私のコメント)
福田総理の決断力のなさは「相手を思いやる気持ち」からなのでしょうが、それがかえって相手に対して誤ったメッセージとなって問題を拗らせているのではないだろうか? 毒入りギョーザ事件に対しても香港ならば直ちに輸入を差し止めて、検査体制を徹底するのが香港のやり方だ。もし輸入を止めずに毒入りギョーザで死者が出たら福田内閣の責任になる。

問題は日本側が犯人の追及に焦点を絞って、中国側に責任があることが分かった時点で対応しようとしているのに対して、中国から見れば政治的目的でそうしているのではないかと誤解する。輸入禁止措置をとらず、まず「中国政府と共同で原因調査に乗り出す」という態度は、中国から見れば政治的陰謀ではないかと見るわけだ。

常識で考えれば毒物は中国で入れられたものと言うのは疑いがないにもかかわらず、日本側は犯人の追及に拘るのは中国人の面子を潰すものとなる。中国では当たり前なものは原因の究明に固執しない。物的な証拠はいくらでもあるから中国側に原因があることは逃れようがないが、地方政府と癒着した工場に原因があると分かれば地方政府の面子が潰れる。それよりかは輸入停止して決着するほうが面子は立つのだろう。

日本には中国の専門家が山のようにいるにもかかわらず、福田総理に適切なアドバイスをする人がいない。犯人が見つかるまで徹底追及して中国のイメージを陥れる目的で福田総理はしているのかと中国は思い込む。中国側としては犯人追求は置いといて日本側で検査体制を整えて調べてくださいよと言ったところなのだろう。

中国野菜に農薬が混入しているのは中国人なら誰でもが知っている。禁止されたメタミドホスという農薬も使われ続けている。広い中国では政府も取り調べようがない。工場労働者も昼食にたべた食事に農薬や殺虫剤が入っていて、体が痺れて午後から操業が出来ないという事もあるようだ。そんな現状なのに日本側が犯人の特定に拘るのは政治的意図があると思われてしまう。

中国の農民や工員に衛生管理を徹底するのは困難であることを一番知っているのは中国政府や地方政府であり、彼らの長年の習慣は変えられない。それを日本側から強く要求する事は、中国の弱点を突いて楽しんでいるのかと思い込んでよけいに反発する。中国を先進国として扱えば逆に彼らを刺激する事になり、中国の面子を潰す事になる。

日本の輸入商社や生協などの販売店は冷凍食品などの製品については、中国を信頼してフリーパスだった。中国側にしてみれば検査もせずに輸入して騒ぎ立てないで欲しいと言ったところだろう。日本はあくまでも原因の究明に拘っても、相手国は衛生観念のない国だという認識を持つべきなのだ。

昨日も書いたように、日本の政治家がアメリカや中国を刺激しないように気を使えば使うほど相手を誤解させる事になるだろう。中国は外国からの批判に馴れっこだからチベット問題で批判を受けてもまったく態度は変えない。弾圧は良くない事だと知ってはいても弾圧しなければ中国は分解してしまう。福田総理にように「双方とも冷静に」などと言えば中国を馬鹿にしているのかという誤解を招くだけだ。

中国の常識から言えば抗議すべき事を抗議しなければ「中国の勢力圏入りした」と看做するだろう。だから福田総理の「相手の嫌がることはしない」ということも、かえって日中友好を損なうだろう。日本側の配慮が中国には服従と見られる。そして小泉総理のように配慮しない総理が出てくると中国政府はビックリしてしまって引っ込みがつかなくなってしまう。

全く常識が違う国と関係を維持させていく為には相手の事をよく知らなければならない。それに対して配慮や遠慮は外交にはマイナスだ。配慮や遠慮で相手は踏み込んでくるから、韓国との竹島問題のように引くに引けない状況に追い込んでしまう。相手国には政治的謀略だと思われるだけなのだ。

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